本記事では、天気予報アプリ「ウェザーニュース」の改善を行うGrowth Hackチームに所属する石橋氏と丹羽氏にインタビュ―。アプリダウンロード数、有料会員数を急激に増加させたGrowth Hackチームの取り組みの詳細について聞きました。
開発・運営・マーケティングの三位一体で成長を目指す
――Growth Hackチームを立ち上げた背景について、教えてください。
石橋:チームを立ち上げたのは3年ほど前です。気象情報は常に変化し続けており、我々が提供するウェザーニュースアプリでも特定エリアのアクセス急増など、気象情報に合わせてサービスの利用状況が大きく変わってきます。
この気象情報と利用状況の変化に素早く対応し、我々のビジネスの根幹である有料会員と広告収益の増加を目指して立ち上げたのがGrowth Hackチームです。

右:株式会社ウェザーニューズ 予報センター 気象予報士 丹羽 祐久氏
――現在はどのような体制でGrowth Hackチームを運営しているのでしょうか。
石橋:開発を担うエンジニア、サービス運営を行うオペレーション、そしてマーケティングが三位一体となってサービスの改善に取り組んでいます。
たとえば、台風の進路一つとっても、エンジニアとオペレーションが協力し、ユーザーにとって見やすい形を模索しています。また、最近ではウェザーニュースのテレビCMの内容を天気や訴求軸に合わせて変えていますが、それに合わせたアプリ内の変更などもエンジニアとオペレーションが連携しています。
ウェザーニュースとの接点を広げ、よく知ってもらう
――では、Growth Hackチームで行ってきた取り組みについて教えてください。
石橋:Growth Hackチームでは、「よく知ってもらう」「よく使ってもらう」「もっと会員になってもらう」の3ステップで改善を進めてきました。
最初の「よく知ってもらう」は、広告・マーケティングとトランスプラットフォーム戦略で対応してきました。
広告・マーケティングに関しては、気象データをもとに時間帯やエリア、訴求軸を組み合わせたクリエイティブ選定を行いながら、テレビCMを出稿してきました。また、ネット広告に関してもアプリストアから検索エンジン、YouTubeなど様々なところに網を張って、ウェザーニュースとの接点を作ってきました。

また、トランスプラットフォーム戦略に関しては、自社以外のプラットフォームにもコンテンツを展開することで、ウェザーニュースのサービスを知ってもらっていました。
具体的に展開しているメディアとしては、スマートニュースやYahoo!ニュースなどのニュース系、YouTubeをはじめとした動画系、TwitterやInstagramなどのSNS系、そしてiOS、Androidのアプリがあります。
また、各プラットフォームで同じコンテンツを展開するのではなく、特性を理解し内容やフォーマットを変化させてきました。その結果、YouTubeの公式チャンネル登録数は18.2万(2019年8月時点)から58.9万(2021年9月時点)、Twitterの公式アカウントのフォロワー数は19.2万(2019年8月時点)から42.5万(2021年9月時点)になるなど、各プラットフォームでウェザーニュースのコンテンツに触れる方が増えています。
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道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)
1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...
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