パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「平均ボーナスランキング」を発表した。同ランキングは、正社員として働く22歳~59歳までのビジネスパーソン15,000人にインターネット調査を行った結果をまとめたものだ。
ボーナスの高い職種、「企画/管理」が8職種ランクイン
2021年のボーナス年間平均額は100.2万円であった。内訳は、冬のボーナスが48.5万円、夏のボーナスが47.0万円、その他が4.7万円となった。
年間平均額の高い職種は「内部監査」(177.1万円)がトップ。続いて2位「法務/知的財産/特許」(166.0万円)、3位「研究開発/R&D(IT/通信)」「MR」(164.9万円)であった。ランキングのトップ30には、「企画/管理」「モノづくり系エンジニア」の職種が、ともに8職種ランクインした。
ボーナスの支給額、35.1%が「減った」と回答
今回(2020年9月~2021年8月の1年間)のボーナスは、「前回(2019年9月~2020年8月の1年間)のボーナスに比べて支給額に変化はありましたか」と尋ねた。結果、「変わらない」が42.9%、「減った」は35.1%、「増えた」は22.0%であった。
変化額は「減った」「増えた」ともに10万円未満が最も多く、それぞれ17.2%、15.2%となっている。また、30万円以上「減った」人は5.7%、30万円以上「増えた」人の割合は1.3%となった。
ボーナスの使い道の1位は「生活費の補填」
勤務先の企業に「ボーナスの制度がある」と回答した人に対し、今回のボーナス支給金額のうち何割を貯蓄に回したかを調査した。結果「5割以上」と回答した人が全体の46.6%と最多。また、支給金額の「9割以上」を貯金に回す人は19.6%だった。反対に「1割未満」と回答した人は23.9%であった。
貯蓄以外のボーナスの使い道について尋ねたところ、最も多かった回答は「生活費の補填」で33.5%。次いで「趣味・娯楽」が28.0%、「旅行・レジャー」が25.0%と続いた。
20代・30代間での増加額は+33.4万円
20代、30代、40代、50代の年間平均ボーナスを比較すると、年代が上がるにつれてボーナスの金額も上がっていることがわかった。年代ごとの年間平均ボーナスは、20代が62.8万円、30代が96.2万円、40代が104.0万円、50代が123.3万円であった。
年代間の増加額を比較すると、20代から30代の上昇が33.4万円と最も大きかった。
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