LINE限定キャンペーンで講座申込数が増加
──では、LINE公式アカウントの施策効果を教えてください。
隣:まずは、サンクスLINEメッセージの20%オフクーポンのCV率が高く、新たな受講機会の創出ができました。カスタマーリングスとLINEを連携し、顧客にアプローチすることで受講率が10%近くアップしています。またLINEを始めたことで、これまでメルマガだけではリーチできなかった方への配信が可能になりました。
隣:チャネル別で見てもメルマガ以上にお申し込み率が高くなっています。間違いなくLINEを活用したことにより、申し込みの増加につながっています。
──セグメント配信の成果はいかがでしょうか。
隣:友だち登録後にアクションのない方には、LINE限定キャンペーンなどのメッセージを配信することで、高い反応が得られています。また、LINEの友だちの中には、LINE IDを連携し、資料請求をされている方もいらっしゃいます。システムの自動化の都合上、その方たちはLINEとメールを重複して送ることになってしますので全体のROIを悪化させてしまいます。
またカスタマーリングスでは、そういった方を見つけて細かくセグメントを切ることも可能です。LINEのみに配信するなどして、配信効率の最適化も行えています。
カスタマーリングスには、Webサイトのアクセスの有無といったデータも蓄積されているので、「資料請求から30日以内に受講申し込み」といった細かなセグメント配信も可能です。お客様データを様々な切り口でセグメントでき、施策の可能性が広がりました。
──次は、どのような施策を考えていますか。
隣:LINE ID連携をしている友だちの数も増えてきましたので、「○○講座に興味を持っている方向け」のような、人軸のコミュニケーションを実現したいです。メールマーケティングでは、資料請求のデータをもとに「資料請求した講座の特別オファー」を案内しています。このCV率が高いため、LINEでも展開したいですね。
お客様1人ひとりを理解したマーケティングの実現へ
──最後に、今後の展望を教えてください。
隣:LINEやメールに限らず、メッセージを受け取る方に合わせた配信が重要になると考えています。カスタマーリングスに蓄積された、様々なお客様のデータを活用し、お客様に最適化された配信を実現したいです。
日野:カスタマーリングスは、継続的に機能の追加や改善を進めています。直近では、LINEのリッチメニューの出し分けができるようになりました。資料請求をされた方だけ、特定の講座に興味のある方だけなど、セグメントして出し分けが可能ですので、ぜひご活用いただきたいです。
上岡:Cookie規制が進む中、これまで以上に人を理解したマーケティングが重視されます。私たちは、カスタマーリングスにLINEのデータをはじめ、広告計測データやWebのログ、お客様からのお問い合わせ内容やレビューデータと、あらゆる情報やデータを蓄積しています。そこには、点ではなく線でお客様の行動がつながり、1人のお客様を深掘りして理解するという、カスタマーリングスでなければ実現できない世界観があるんです。
「データ分析からセグメントして、LINEやメールでフォロー」というマーケティングオートメーションがカスタマーリングスの強みだと感じています。イメージした施策がスピーディーに負荷なく実現できるように、今後も期待しています。
山崎:キャリアカレッジジャパン様は、「受講生の夢を叶えるサポートをする」という明確な姿勢をお持ちのクライアントです。受講生や講座に興味をお持ちの方に適切なメッセージを届けることを前提に、メールやLINEなどのコミュニケーション手段を面で増やし、必要なデータを蓄積していくという、カスタマーリングスの理想的な活用をされています。私たちも、日々のサポートやシステムのバージョンアップを通して、引き続きご支援していきたいです。