すべてのビジネスマンとブランドに「可能性」が開かれている時代
MZ:最後にもう一度、長谷川さんの人生のプロマネに戻ってお話を伺います。人生のプロマネでは、「起業をしてビジネスで勝つこと」を1つの目標にされていましたが、MOON-Xの成功とは何でしょうか?
長谷川:MOON-Xの成功は、やはりミッションである「ブランドと人の発射台となる」に尽きると思います。日本だけでなく、世界中でMOON-Xのファミリーブランドが愛され、日々の生活で使われる。そして日々の生活を少しでも豊かに、幸せにする。製品の提供を通じてこれらを実感できるブランド運営を目指しており、1つではなく多数のブランドでこういった価値を提供していきたいと考えています。
もう1つは、やはり「人」です。MOON-Xでのブランド運営の経験を通じて、次世代の日本やグローバルを牽引するようなリーダーを輩出していきたい。この2つがMOON-Xで私が実現したいことで、この道を歩む途中でMOON-Xを卒業したその先にやりたいことを見つけるのかもしれません。
MZ:MOON-Xの成功の先には、「じいちゃんの人生かっこいいやろ!」と胸を張って言える人生のゴールがあるのですね。では、最後にMarkeZineの読者へキャリアや人生を考える際のアドバイスをいただけますか?
長谷川:昨今、我々を取り巻く環境は激しく変化していますが、変化はチャンスでもあります。チャレンジする必要は出てきますが、その分大きなチャンスがあるので、僕は今の時代を「すごくおいしい時代」だと捉えているんです。

今、日本企業の多くは人材不足に喘いでいますが、これはまさに活躍できる舞台がたくさんあるという証です。キャリアのチャンスは広がっていく一方ですし、進化するデジタルやテクノロジーを味方につければ、世界中でコミュニケーションもビジネスもキャリアも広げていける。チャンスは無限と言えるでしょう。
グローバルでマーケティングの経験を積もうと思ったら、昔はグローバル企業に行くほかありませんでしたが、今はやりようによっては「ここ」にいながらにして挑戦と経験ができる。ビジネスに関しても同様で、クレジットカード1枚あれば、日本中、世界中でビジネスを仕掛けることが可能です。すべての人とブランドに可能性が開かれている。僕もMOON-Xも同じ時代で挑戦を続けているので、一緒にがんばっていきましょう!
