Mastercardは、日本を含む5地域40市場を対象に、決算手段に関するグローバルな消費者調査を実施した。
支払い方法、トップは「現金」
日本の調査対象者(n=1,002)に対し、過去1年間に使用した支払い方法を聴取。その結果「現金(約79%)」がトップに。2位は「従来型の対人でクレジット、デビット、プリペイドカード(約43%)」3位は「QRコード(約39%)」だった。
本調査によると、日本における調査対象者の約70%は、過去1年間で少なくとも1つのデジタル決済手段(デジタルウォレット、QRコード、後払い決済BNPL、暗号資産、生体認証など)を利用しており、約47%は過去1年間で少なくとも1種類のデジタル決済手段の利用を増やしている。
半数近くが支払いに生体認証を使用
支払いに生体認証を使用している人の割合を調べたところ、日本においては調査対象者の約51%が使用。うち「指紋認証」に関しては、約31%の人が「利用している」と回答、約23%の人は「利用を予定している」と回答した。
BNPLに対し「安心して利用できる」層は19%に
日本におけるBNPLの認知率を調べたところ、約57%の人はBNPLについて「少なくとも少し知っている」と回答。一方で、BNPLを「安心して利用している」と回答した層は約19%に留まった。約40%の人は大手決済ネットワークに支えられたBNPLソリューションの方が「より安心できる」と回答した。
「暗号資産」の認知度は7割に上る
金融用語の認知度を調査。その結果「暗号資産」に関しては、日本の調査対象者の約70%が「聞いたことがある」と回答。一方、そのほかの金融用語(※)に関しては「聞いたことがある」と回答した層は軒並み30%前後に留まった。
「ブロックチェーン」「NFT(非代替性トークン)」「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」「ステーブルコイン」
【調査概要】
期間:2022年3月21日(月)~2022年4月19日(火)
エリア:APACの7市場(オーストラリア、中国、インド、日本、ニュージーランド、タイ、ベトナム)を含む40市場
回答者数:3万5,040人
【関連記事】
・Z世代の購買プロセスは回遊型へ SHIBUYA109 lab.とCCCMK共同調査
・ワークエンゲージメントが高い店舗は顧客体験も高スコア MS&Consultingと産総研が共同調査
・中・高・大学生に聴取/利用率トップ2のSNSは「LINE」と「Instagram」【テスティー調査】
・リアル店舗に行くと「ワクワクする」業態、百貨店・家電量販店が上位に【電通デジタル調査】
・生活者が選ぶ2023年ヒット予想発表!キーワードは“攻めの安近短”【博報堂生活総合研究所調査】