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ソーシャルリスニング2.0 - TwitterからはじめるSNSのデータ活用

無料のツールでも示唆が得られるコツ 今日から試せるUGCの定量/定性分析手法

Twitterの高度な検索を用いた三つの実用例

 実際に分析する際は、目的によって検索キーワードや絞り込みに工夫が必要です。イメージしやすくするために、実用例を示します。なお下記の通り、分析したい事柄に関連する検索キーワードを選ぶ際、言葉の表現や表記の方法が複数ある場合は、「OR」を使って併記するとまとめて検索できます。

実用例1 デザイン性を評価するUGCから分析

目的:自社製品のデザイン性を評価している2022年9月のUGCを調べ、自社アカウントでの発信の参考になるアイデアを発見したい。

分析キーワード:

 “自社製品名” デザイン OR 見た目 OR かっこいい OR カッコいい OR 格好いい OR かわいい OR 可愛い OR カワイイ OR おしゃれ OR オシャレ OR お洒落 until:2022-09-30 since:2022-09-01

実用例2 購入検討層のUGCから分析

目的:自社製品を購入しようか検討している2022年9月のUGCを調べ、自社アカウントでの発信の参考になるアイデアを発見したい。

分析キーワード:

 “自社製品名” 欲しい OR ほしい OR 気になる OR 興味ある OR 迷う OR 知りたい OR 検討中 until:2022-09-30 since:2022-09-01

実用例3 いいねを多く獲得したツイートから分析

目的:昨年において公式アカウントが発信した、モーメント「#エイプリルフール」に関する投稿の中から、500以上のいいねを獲得した投稿を洗い出し、今年の投稿の施策に活かしたい。

分析キーワード:

 "#エイプリルフール" min_faves:500 until:2022-04-02 since:2022-04-01 filter:verified

 これら分析キーワードは「“」と「”」の中を変え、コピー&ペーストして流用できます。スペースは全角では機能しないので、必ず半角で入力しましょう。

 なお、検索の絞り込みを図式化すると次のようになります。

検索の絞り込み
クリックすると拡大します

無料ツールでも、分析はできる

 無料ツールでもたくさんの分析手法が実行でき、定量分析・定性分析の二つの観点を意識することで、その効果を最大化できます。「何を知りたいか」を常に明確にしておくことで、大きな示唆が得られることを、ぜひ覚えておいてください

 次回は、有料ツールではどのような分析ができるのかを、無料の分析と照らし合わせながら解説します。

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この記事の著者

辻 元気(ツジ ゲンキ)

株式会社ホットリンクのデータアナリスト。2018年に入社し、ソーシャルリスニングツールのセールス・カスタマーサクセスに従事。現在はSNSの分析を強みに、大手企業アカウントのコンサルティングを複数社経験。ホットリンク社内の分析スキル向上も推進。分析のなかでも、エンタメ業界のトレンド分析が得意。音楽やアニメなど、エンタメ業界に関する社外向けの業界調査リリースなども行う。

Twitter:@Genkitsuji01

株式会社ホットリンク

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/24 09:00 https://markezine.jp/article/detail/40575

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