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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

資生堂150年の歴史×デジタルで新たな美容体験を 新サービス「Beauty Key」提供の狙いとは

初日で5万ダウンロード、ユーザー&取引先ともに好評

MZ:リリースしてからの反響はいかがでしょうか。

大槻:リリース初日には5万ダウンロードを突破し、AppStore全体で第6位、ライフスタイルでは第1位と上々のスタートとなりました。評価も3.8を超えており、SNSでもアプリに関するポジティブな反応が見られています。肌分析だけでなく、ブランドが提供するパーソナルカラー診断を利用する方もいて、狙い通りの結果になっています。

 また、お得意様からの反応も「ポイントを起点に案内しやすい」などと好評です。

木子:このようなアプリを活用したDXで成功している会社の多くがBtoCかつ自社で実店舗の接点を持っていると思います。その中で、Beauty KeyはBtoBtoCのDXをチャレンジしてきたわけですが、店舗の方に使いやすいと言っていただけたのはありがたいです。

 今回の「Beauty Key」の開発では、アクセンチュアとのパートナーシップを背景に、開発アプローチの設計から、サービスコンセプトづくりやUI/UXデザイン、さらにはビジネスプラン策定、システム開発まで包括的に協働してきました。なお、システム開発においては、これまで使ってきたシステムで使える部分は有効活用しつつ、10以上のパートナーと連携しながら最適なシステムを構築していただきました。これも好調の要因の一つだと考えています。

Beauty Keyを足掛かりに美容体験をアップデートする

MZ:最後に今後の展望を教えてください。

木子:資生堂は2030年に「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として、生涯を通じて一人ひとりの自分らしい健康美を実現する企業となることを目指しています。

 Beauty Keyが今後もその足掛かりとなれるよう、お客様のことを購買履歴にとどまらず、心の状態まで含めて詳しく理解できるような機能・サービスを提供したいです。そこにこれまで培ってきたリアルのカウンセリングを組み合わせて、美容体験をアップデートしていきたいです。

大槻:Beauty Keyはブランドとお客様のハブになりつつあります。引き続き、私たちが持つ多くのブランドのイノベーションに寄り添えるプラットフォームにしていきたいです。

Beauty Key立ち上げに携わる資生堂インタラクティブビューティー、アクセンチュアのメンバー
Beauty Key立ち上げに携わる資生堂インタラクティブビューティー、アクセンチュアのメンバー
左から、資生堂インタラクティブビューティーの松村 俊彦氏、山﨑 明香氏、大槻 開氏、木子 正崇氏、アクセンチュアの大世渡 麻子氏、新井 威史氏、谷藤 元氏

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/30 09:00 https://markezine.jp/article/detail/40619

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