5つのメニューを提供する資生堂の狙いとは?
MZ:これら5つのメニュー構成にしているのは、どういった狙いがあるのでしょうか。
木子:これには、お客様とお取引先、資生堂の三者をつなぐ狙いがあります。お客様にBeauty Keyを利用いただくことで、お客様に関する情報が集約されます。これにより、店舗のパーソナルビューティーパートナー・従業員さまも過去に購入した商品がチャネル横断で理解でき、提案に活かせます。また、お知らせにお店からのプッシュメッセージを送れるため、お客様と継続的にエンゲージメントを保つことを可能にしました。
そして、お客様も会員情報を一元化できるメリットだけでなく、お店に来店した回数などでボーナスポイントが付与されるなど、購入以外の行動に対する様々なリワードプログラムを受けることができます。何より、情報が一元化されることでこれまで以上に悩みや好み、肌状態を踏まえた提案が受けられるので、より良い美容体験につながると考えています。
来店者からサービス拡大を目指す
MZ:Beauty Keyは9月に提供を開始したばかりですが、今後どのようにユーザー拡大を進めていくのでしょうか。
大槻:現在はBeauty Keyの利用できる小売店を中心にユーザーを拡大していきたいと考えています。店舗で商品を購入したり、サービスを受けたりした方に対し、「花椿CLUBカード」「ワタシプラス会員ID」から移行できることをご案内いただくようにしています。
お客様によってはいきなりアプリをダウンロードして設定するのが不慣れな方もいると思いますので、店舗の従業員・店頭のパーソナルビューティーパートナーの方にBeauty Keyのベネフィットを伝えていただき、ダウンロードから設定までのサポートをしていただいています。
