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イベントレポート

「体験価値を最大化」するためのフレームワークも紹介!顧客とつながり続ける秘訣を、UX視点で紐解く

 2022年10月20日(木)~21日(金)に開催された「ad:tech tokyo」では「いま、UI&UXを見直す際に考えるべきこと」をテーマにセッションが開催。モデレーターのビービット 藤井保文氏、パネリストのPreferred Networks 久野祐揮氏とセガ エックスディー 伊藤真人氏によるディスカッションの内容を、本稿でレポートする。

様々な領域でUXと携わる有識者が集結

藤井:本日は「いま、UI&UXを見直す際に考えるべきこと」というタイトルでセッションを行ってまいります。

 はじめに、今回モデレーターを務める藤井と申します。私はコンサルティングからSaaSまでトータルでUXソリューションを提供しているビービットに所属し、実践と方法論化を通してUXの重要性を発信しております。まず、パネリストの皆様の自己紹介からお願いいたします。

株式会社ビービット 執行役員CCO(Chief Communication Officer)/東アジア営業責任者 藤井保文氏
株式会社ビービット 執行役員CCO(Chief Communication Officer)/東アジア営業責任者 藤井保文氏

久野:Preferred NetworksというAIの会社で、マーケティングマネージャーをしている久野と申します。前職は博報堂に8年半ほどおり、途中からSIXというクリエイティブブティックに出向していました。

 UXとの関わりでいうと、現職でテクノロジー中心の事業を進める中で従来の体験のフローをガラッと変える作業が事業の根幹になっているので、それをベースに新しいUXを作っています。

株式会社Preferred Networks マーケティングマネージャー 久野祐揮氏
株式会社Preferred Networks マーケティングマネージャー 久野祐揮氏

藤井:たとえばテクノロジー主導のサービス制作など、なんらかの新しい事業を作る際にそのユーザー体験部分を担うという形ですね。

伊藤:セガの子会社でゲーミフィケーション事業を展開しているセガ エックスディー COOの伊藤です。エンターテインメントを社会に実装する中でのCXデザイン、特に行動変容まで促せるような体験作りに取り組んでいます。いわゆるゲームを通した体験作りを、ゲーム以外の分野に応用していくというイメージですね。

株式会社セガ エックスディー 取締役 執行役員COO 伊藤真人氏
株式会社セガ エックスディー 取締役 執行役員COO 伊藤真人氏

マーケティングUXは「購買体験の最適化」「体験価値の最大化」に分けられる

藤井:まず本日のテーマについてですが、私の認識では、UI&UXというセットの形で語るとデザイン領域の話に寄っていってしまう傾向があるので、UXという言葉だけを抽出して使っています。

伊藤:私はUXについて、「購買体験の最適化」「体験価値の最大化」の2つに分類して考えています。いかにわかりやすくメッセージを伝えてCVRを上げるのか、どうやってユーザーの流入経路をデザインして顧客を獲得するのかといったことが前者です。後者は、たとえば購入の後どうやって顧客との関係値を深めていくか、ファンになってもらうかといった部分になります。

藤井:これまでマーケティング界隈でずっとUXとして語られていたものは購買体験の最適化のほうではないでしょうか。今回はこの2つを切り分けて、「体験価値の最大化」を中心にお話しできればと思います。

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この記事の著者

吉永 翠(編集部)(ヨシナガ ミドリ)

大学院卒業後、新卒で翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。学生時代はスポーツマーケティングの研究をしていました。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/23 08:00 https://markezine.jp/article/detail/40790

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