【ウェビナー運用のTips】いつ実施するのが正解?
無事にウェビナーの企画が固まったら、次に考えることは運用方法です。実際、ウェビナーをよく実施している企業からは「何曜日に実施するのが良いでしょうか?」といったご質問をよくいただきます。この質問への回答に、いくつかデータを交えて紹介します。
開催は週の半ばが吉。月曜は避けるのがベター
週初めの月曜日はバタバタすることが多いので、火〜木曜日までの週の半ばがおすすめです。これは米国のWeb会議システム「GoToMeeting」による調査データですが、これによると曜日別のウェビナー参加率は火〜木曜日に集中しています。特に月曜日は、申し込んでいたものの欠席率も高くなっているので避けたいところです。
開催時間は、午前がおすすめ
同じく米国のWeb会議システム「GoToMeeting」による調査データによると、午前10時、11時に人気が集中しています。始業後の一段落したタイミングで、自分の仕事時間を確保しやすい時間帯なのかと思われます。月に30本近くのウェビナーを実施している私の感覚値では、13時頃も同様の人気があるように思いますが、いずれにしても夕方以降は避けたほうが良いでしょう。
もちろん、toC向けの不動産投資ウェビナーであれば平日の昼間は避けるべきですし、対象となる層に応じて設計することが大事です。

開催は複数日程を用意しよう
これは声を大にしてお伝えしたいのですが、開催が1日ほどしかないというのは機会損失です。みなさんも「参加したいと思ったウェビナーの日時に既に予定が入っていて都合がつかなかった」という経験をお持ちではないでしょうか。
実際に当社のデータでは、同じ内容のウェビナーで、単一日程と3日ほどで募集をした際の申込率には倍近くの差がありました。開催日程が増えるほど申込率が上がるというのは当然のことなのですが、実際に複数日程を用意できない企業も多く見られます。
ライブにこだわらない。録画配信でも成果に差はない
そして複数日程開催のネックになるのが運用工数です。複数日程開催するとなると登壇者の拘束時間を始め運用負荷が重くなってしまい実現できないという声は多いです。ですが、翻って自分が参加者視点に立ってみてください。日程が合わずに参加できないウェビナーがあったとき、「アーカイブ公開してくれないかな」と思いませんか? 1対Nのウェビナー配信の場合、双方向性はそこまでないので、参加者からするとライブ配信も録画配信も、得られる情報に大きな差を感じていません。

実際に当社のデータでは、ライブ配信と録画配信で比較してみると、参加率、アンケート回答率、滞在時間にさほど差はありませんでした。一度配信したウェビナーの録画を配信するだけですので、運用負荷も少なくすみます。録画配信を使った複数日程の用意は強くおすすめしたい手段です。