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電通グループ傘下のMerkle、Aware Servicesを買収 データ活用・分析力の強化へ

 電通グループの連結子会社であるMerkle(マークル)は、豪州のコンサルティング会社であるAware Services(アウェア・サービス)の全株式を取得し、連結子会社化した。

 Merkleは電通グループの海外事業において、CXM(※)領域を中心にカスタマー・エクスペリエンス・マネジメント・サービスを手掛ける企業。一方、Aware Servicesは、Salesforce、MuleSoft、Tableauのパートナーとして、カスタマートランスフォーメーション領域におけるデータ活用と分析に強みを持つコンサルティング会社だ。

※Customer Experience Managementの略。顧客体験マネジメントを意味する

 今回の買収により、MerkleはSalesforceの活用やデータ活用・分析力を強化・拡充し、顧客企業へのサービス向上を図る。また、2023年初頭にはAware Servicesの幹部・従業員の計115人をMerkleのチームに完全統合し、新たなチーム体制で持続的な成長を目指す。

 電通グループでは、中期経営計画の4つの柱の1つとして「事業変革と成長」を掲げており、その中で「売上総利益に占めるカスタマートランスフォーメーション&テクノロジー領域の構成比を今後50%へ高める」ことを優先項目としている。今回の買収にともない、本項目に対するMerkleの寄与を期待する考えだ。

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/16 15:15 https://markezine.jp/article/detail/40842

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