決意は固く、思考は柔らかく。
――サイバーエージェントグループは、組織の新陳代謝が早い印象です。スピード感をもったマネジメントが求められそうですね。
そうですね。私はサイバーエージェントに入社して今年で7年目ですが、組織のフェーズや社員の考え方は、この7年でかなり変わっているように感じます。長く組織にいると、今までの自分の成功体験から考えが偏りがちだったりしますが、会社として「新しいことに挑戦する」ということを掲げている以上、自分自身が凝り固まってはいけません。組織が方向転換するときに否定したり非難したりすることなく、その背景にある考えや意図を自ら深掘りするようにしています。「決意は固く、思考は柔らかく」というのが私のモットーで、深いところまで理解する努力をすれば、自分で納得して決断できる分、決意は固くなりますし、思い切りスタートダッシュを切ることができると思っています。
CyberZから、新たなリーダー像を生み出していきたい
――最後に今後の展望をお聞かせください。
まずは2028年までに女性リーダーの割合を30%まで引き上げるという目標に向かって取り組みを続けます。そして、さらに大きな目標として、色々な女性リーダーのロールモデルがCyberZから生まれるというような環境を作りたいと思っています。意思決定から組織が動くまでのスピードが早いという特長は、リーダーが生まれやすい環境があるとも捉えられますから、業界を引っ張っていけるような強い組織を作っていきたいです。CyberZから生まれた次世代のリーダーが、クライアント様や業界全体を盛り上げるような存在になれるとすごくいいですね。
また、現在は女性リーダーの創出にフォーカスしていますが、もちろんダイバーシティで取り組むべきはこれに限りません。様々な価値観やバックグラウンドを持っている人が、キーマンになれるような組織作りにもトライしたいです。