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匿名の無責任発言で議論崩壊、議論したけどやりっ放し…ネット言論の場に一石を投じるコミュニティ「ミニ・ポピュラス」

 「ミニ・ポピュラス」は、ニフティが運営するビジネスパーソン向けのSNS「ビジネススペース」(http://space.business.nifty.com/)内に設けられたコミュニティ。利用者本人が特定できるビジネススペースを利用することによって、匿名による無責任な発言が横行することを防ぎ、質の高い議論の場を提供する。

 「ミニ・ポピュラス」では、政治・経済を中心としたテーマを設定し、言論NPOのウェブページ上で各分野3~4人の有識者が発言。参加者はその発言をもとに誰の意見に近いかを投票し、議論に参加する。さらにその内容について「ミニ・ポピュラス」内で、広く一般からの議論参加を呼びかける。初回のテーマは「誰がこの政治を変えるのか」。言論NPOの協力者として、イェスパー・コール氏(エコノミスト)、齊藤 誠氏(一橋大学大学院経済学研究科教授)、明石 康氏(元国連事務次長)が参加する。

 コミュニティで行われた議論の結果は、参加した協力者と共に言論NPOが毎回結論付け、内容に応じて所轄省庁や政府関係機関、企業に提言を行い、議論結果を社会貢献につなげていくという。なかなか建設的な議論につながらないといわれるネット言論。議論の場を設けるだけではなく、議論の進め方にも「ミニ・ポピュラス」のような工夫が必要といえそうだ。

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2008/06/16 12:40 https://markezine.jp/article/detail/4095

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