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スポーツ×デジタルマーケティングの現在位置を探る

化学メーカーがなぜプロサッカークラブとパートナーシップ?トクヤマがレノファ山口と作った「竹クラーベ」

地方のサッカークラブが企業にもたらす価値を伝えたい

平地:最後に今後の展望を聞かせてください。

プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏

友村:今後は竹クラーベが循環する取り組みに力を入れていきたいです。発電所の燃料にして循環させる仕組み作りだけでなく、竹クラーベを使った新たな竹製品の作成など、竹クラーベを作り、使い、再利用するサイクルを回していきたいです。そして、竹林面積の問題は他の都道府県にもあるので、他の自治体や企業とも一緒に取り組みができればと考えています。

初田:友村さんがお話しした竹が循環するモデルを作り、そして竹には新しい使い方・価値があることを全国のクラブやスポンサー(パートナー様)に知ってもらいたいです。そして、各地方にサッカークラブが存在することの価値を伝えていき、価値創造につなげていきたいと考えています。

平地:竹を伐採すること自体が社会的に素晴らしい取り組みなのですが、それを自家発電の燃料につなげるなどトクヤマだからできることに昇華しているのが素晴らしいです。

 今後どれだけ竹を伐採してきたのか、何本の竹クラーベを制作したのかなどを可視化すればより社会的インパクトが伝わると思います。また、発電の材料として活用できるようになれば、有料化してその収益の一部を植林にあてる、カーボンクレジットを購入するといったことも可能になり、よりサステナブルな取り組みになるでしょう。

 それだけ幅広い可能性を持つ取り組みなので、今後の竹クラーベの取り組みにも引き続き注目していきたいです。友村さん、初田さん、ご協力いただきありがとうございました!

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/02/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/41389

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