映像コンテンツのマーケティング事業を手掛けるフィールドワークスと映像メディア総合研究所は、映像メディア・サービスのユーザー利用実態を調査した。
調査対象のメディア・サービスは、映画興行・無料テレビ放送・有料テレビ放送・DVDやブルーレイのレンタルおよび購入・無料動画サービス・定額型動画配信(SVOD)・レンタル型動画配信(TVOD)・デジタルデータでの動画販売(デジタルセル)となる。
以下、一部内容を紹介する。
映画館・無料動画・SVODの利用率が増加
まず、映像メディア・サービスの利用率を調査した。
結果、映画館の利用率は2021年に実施した調査から5.4ポイント回復し、36.3%となった。有料テレビ放送は前年比0.4ポイント減少し、SVODは0.7ポイントの微増。このいずれかを利用するサブスクサービスの利用率は36.9%(前年比0.9ポイント増加)だった。
一方、DVD・ブルーレイ レンタルとTVODを合わせたレンタルサービスは1.2ポイント減少し21.1%に。DVD・ブルーレイ セルとデジタルセルを合わせたセルサービスも、1.3ポイント減少して17.4%となった。
広告メディアでは、地上波テレビなどの無料放送が休日・平日ともに前年比で3ポイント程度減少。それに対してYouTubeなどの無料動画は1.4ポイント伸長した。
有料動画配信サービス、いずれも利用率増加
次に、有料動画配信サービスの利用率を調べた。
2021年調査に続き最も利用率が高いのは「Amazonプライム・ビデオ(77.5%)」となり、4ポイント増加。2位に「NETFLIX(26.0%)」、3位には「YouTube 映画と番組(4.6%)」、4位に「U-NEXT(3.2%)」および「ディズニープラス(3.2%)」が続き、いずれも前年より伸長した。
【調査概要】
調査期間:2022年11月1日(火)~11月7日(月)
調査対象者:全国13~69歳の男女
調査方法:インターネットアンケート調査
サンプル数:5,024人
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