マイクロアドと上海東犁文化传播(シャンハイドンリブンカデンパ)は戦略的業務提携を締結の上、訪日中国人観光客向けのパッケージ商品を共同開発。日本企業を対象にインバウンドマーケティングサービスを提供開始する。
マイクロアドは2015年より、中華圏の海外支社やパートナー企業との提携を通じて、日本企業と訪日外国人観光客に向けたインバウンド市場のサービスを拡充してきた。一方の上海東犁文化传播は、定年退職後のアクティブシニアを中心とするコミュニティサロン「退休倶楽部(タイキュウクラブ)」を運営。同サロンで、旅行会社や体験型のリアル店舗の運営、WeChatを活用した情報発信を行ってきた。
今回開発したパッケージ商品では、訪日する同サロン会員に向けた日本のメーカー・流通小売店舗のプロモーションを支援。具体的には、上海東犁文化传播が運営する旅行会社でツアーを申し込んだ会員に対し、商品の体験会や日本の百貨店・免税店などの案内を行う。会員の日本到着後には、移動バスの中で商品のサンプリングや小売店舗で使えるクーポンの配布なども行えるようにする。
会員の帰国後にWeChatを通じて、アンケートによる効果検証も実現。流通小売店舗が自社で運営する越境EC機能とWeChatを連携させることにより、帰国後の商品購入も可能にする。
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