CCCマーケティング総合研究所は2023年2月13日(月)~2月16日(木)の期間中、交通機関の利用に関する調査を実施した。
コロナ禍前と比較して利用頻度「変わらない」がトップ
新型コロナウイルス感染症が流行し始めてからの公共交通機関の利用頻度の変化を聞いた。その結果、「以前から利用していない」を除くと、鉄道・軌道(路面電車)、バス、タクシーのいずれにおいても「利用頻度は以前と変わらない」がトップ回答に。しかし、どの交通機関でも利用頻度が「増えた」と回答した人よりも「減った」と回答した人の方が多かった。
利用が減った最多理由は「外出を控えたため」
公共交通機関の利用が「減った」と回答した人にその理由を聞いたところ、いずれの交通機関でも「外出を控えたため」が最多回答に。
結果を交通機関別に見ると、鉄道・軌道では「買い物や遊びなどの機会が減ったため」「在宅勤務やオンラインでの授業など通勤通学スタイルが変わったため」などが、他の交通機関と比較して顕著に高かった。バスでは「自家用車やバイクの利用に切り替えたため」、タクシーでは「交通費を節約するため」の回答割合が他の交通機関と比べて高い傾向に。
運賃20%増で移動手段を見直す人は3割強
利用する公共交通機関が値上げした場合の移動手段を聞いた(※)。その結果、5%の値上げ幅では「そのまま継続して公共交通機関を利用(77.5%)」が最多回答に。しかし、20%の値上げになると「値上げした交通の利用を減らし、自家用車や自転車、徒歩等で移動」が31.2%を占め、「継続利用する(34.9%)」と答えた人とほぼ同じ割合となった。
※5%、10%、20%、50%値上げしたと仮定して、それぞれの移動手段を質問
【調査概要】
地域:全国
対象者:男女16~79歳のT会員
有効回答数:2,656サンプル
期間:2023年2月13日(月)~2月16日(木)
方法:インターネット調査(Tリサーチ)
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