コミュニティ化・インフルエンサーのファン化にもつなげる
MZ:今後インフルエンサーマーケティングを行おうと考えている企業が意識するべきことは何でしょうか。
相田:SNS市場は日々変化しており、従来のデジタル施策と比較して「この施策を実行したら、これくらい伸びます」といった勝ちパターンが見えない状況です。そんな中でも類似の商品カテゴリーやターゲットをデータから分析することでわかることが多くあると思います。
特にインフルエンサー施策は回数を重ねて傾向把握を行うことが重要です。これからインフルエンサーマーケティングを行おうと考えている企業様は、AnyTagをトライアルで活用いただくことも可能です。プランニングとデータアナリストのチームが細部まで分析を行い、提案を作らせていただきます。
MZ:今後のインフルエンサーマーケティングにどのようなことを期待していますか。
魚:インフルエンサーは由来となった「influence」の通り、影響力が強い人たちです。その人たちと一緒に社会に対して影響をどう及ぼすかを、クライアント企業と共創していきたいと思います。
相田:インフルエンサーマーケティングは言うなれば、対人関係を活かす手法なので、継続的な成果を目指すならコミュニティ化が重要になります。インフルエンサーに、自社ブランドのファンになってもらえるソリューションも重要になるでしょう。どのインフルエンサーにロイヤルティを感じてもらうようにすべきかといった優先度も、AnyTagのデータから判断いただくことが可能です。
施策をデータで分析して唯一無二のパートナーを目指す
MZ:電通デジタルでは、AnyTagを今後どのように役立てていきたいと考えていますか。
渡邉:前述した施策の勝ちパターン、つまり媒体に合わせた予算の投下量と時系列を把握できている状態にしていきたいです。まずはクライアント企業や業界のデータを蓄積し、それを使用した分析を行うことでプランニングの型を作っていこうと考えています。AnyMind様と当社で作るソリューションがクライアント企業にとって、唯一無二のものになっていく世界観の構築を目指しています。
さらに世の中にある様々なデータも掛け合わせて分析することで、世の中の動きと実購買、インフルエンサー施策の相関など、他の代理店が対応できていない領域まで正確に捉えていきたいと思っています。
魚:変化が多い業界だからこそ、道しるべになるデータを蓄積することで勝ちパターンが見えてくると考えています。そして、それをクライアント企業に提案していきたいと思います。
MZ:AnyMindは今後AnyTagを通じて、どのような価値を提供していきたいとお考えですか。
相田:当社の強みであるデータを使って、電通デジタル様とインフルエンサーマーケティングの勝ちパターンを固めていきたいです。
また、現在SNSのデータだけでなく業界ごとのトレンドを踏まえた提案にも力を入れています。たとえば2023年2月に発足したコスメ・美容領域特化のマーケティングチーム「Beauty Hack」は、AnyTagの支援実績とデータ活用における強みを活かし、業界トレンドに精通したメンバーが認知獲得から売上増加までニーズに合わせたソリューションを提供しています。
このようにインフルエンサーやSNS業界のハブとなるような動きをすることで、業界全体の成長につなげていきたいと考えています。
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