SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

インフルエンサー施策を多角的に定量分析 電通デジタルがAnyTagで取り組む勝ちパターン構築

インフルエンサーやキャンペーン施策を定量的に評価可能なプラットフォーム「AnyTag」

MZ:電通デジタルではこうしたインフルエンサーマーケティングの課題を解決するため、2021年から「AnyTag」を導入したと伺いました。AnyTagの概要についてお聞かせください。

相田:AnyTagはインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。フォロワー数だけではなく、オーディエンスの熱量・男女年齢比・感情分析など多様なデータを基にしたインフルエンサーの提案・キャスティング、キャンペーン実施時のインサイト分析、投稿のリアルタイムレポートなどのサービスを提供しています。また、クライアント企業のSNSアカウントと連携することで、企業向けSNS運用管理ツールとしてもご利用いただけます。

画像を説明するテキストなくても可
AnyTagの機能を示した概略図。インフルエンサーマーケティングに必要な機能を一つで実現する

 AnyTagでは2023年3月末時点で、世界45以上の国と地域から57万人以上のインフルエンサーへのアクセスが可能です。多くのインフルエンサーのアカウントを細かく分析した上で、クライアント企業のニーズに合ったインフルエンサーを、定性面だけでなく、データで裏付けされた定量面から提案できます

 AnyTagの特長としては、一つのプラットフォームに施策ベースのデータが蓄積されるため、次回のアクションにつなげられる点が挙げられます。これにより、インフルエンサーマーケティングを施策全体の中の一つのチャネルとして動かしやすくなるため、電通デジタル様が多くの案件で求められることと親和性が高いと考え、提案をしました。

渡邉:AnyMind様はインフルエンサー施策において様々な評価の観点を持たれているのも特徴的だと感じています。

 一つの施策に対して、実施目的に応じた評価指標などを具体的に提示いただけます。おかげで我々もクライアント企業への施策提案において、短期的な成果を狙う単発のキャンペーンではなく、中長期で特定の指標を追っていくような提案がしやすくなりました

画像を説明するテキストなくても可
「自動レポーティング機能」では、投稿の自動トラッキングやレポートダウンロードなどで業務効率化と結果の可視化をサポート。時間のかかる集計工数を削減し、次の施策の立案に取り組みやすくする。

魚:クライアント企業への提案ではAnyTagから得られる様々なデータで裏付けができるため、説得力が増したと感じています。また、気になる施策の動向をAnyTagから任意のタイミングで確認し、素早くクライアント企業に伝えられるなど、私たちが対応できる範囲が広がりました。

相田:施策を行う上では、データを取得するだけでは不十分であり、それを活かすことが重要だと考えています。ユーザーの皆様がSNSの動向や施策ごとの見るべき指標の数値を確認し、そこから次の施策を提案する手助けができると考えています。

競合の動向や自社実績のナレッジ共有が高度化・効率化

MZ:電通デジタルではAnyTagをどのように活用していますか?

渡邉:大きな提案に関しては基本的にAnyMind様がプランニングをしてくださるので、私は主に情報収集に活用しています。たとえば「特定のインフルエンサーについて詳しく知りたい」と思ったとき、ファンの年代比率や過去の投稿のパフォーマンスなどのデータを手元ですぐに確認します。また、他社が起用しているインフルエンサーと起用タイミングについても、#PRなどの公開情報を元に、高い精度で簡単にまとめられるため、「競合はこれくらいやっているので、もう少し施策を増やすほうが良いのでは」といった提案を数値に基づいて行えています

魚:私の場合、複数ブランドの比較に活用しています。複数ブランドを展開しているクライアント企業の場合、ブランドによって代理店側の担当者が異なる場合があります。他ブランドで行った施策について細かい数値まで把握することはなかなか難しいことです。このように同じクライアント企業内で自分の担当ではないブランドがある際は、他ブランドの過去施策やその結果をチェックし、その上で自分の提案をブラッシュアップするようにしています

画像を説明するテキストなくても可
「キャンペーン管理」機能のデモ画面。各キャンペーンの進行ステータスや予算、KPI、投稿内容の下書き、過去のインフルエンサーリストなどがそれぞれ一覧で閲覧できる。自社にノウハウを蓄積するためのマーケティング用CMSとしても利用でき、過去の全キャンペーン結果をブランドの重要指標ごとに分析することも可能。

渡邉:ナレッジマネジメントの面では担当者の引き継ぎにもAnyTagが役立っています。デジタル業界は人材の流動性が高い傾向にあり、担当変更が多く起こりがちです。過去の担当者が行った施策を新しい担当者が理解できていない事例も少なくありません。

 私のチームではAnyTagを通じてクライアント企業ごとにデータを共有しているため、同じクライアント企業の担当者は、別担当者が実施した過去施策を蓄積されたデータから確認が可能です。このように過去のデータの参照により、長期的な視野でクライアント企業に合わせた施策を提案ができています

次のページ
コミュニティ化・インフルエンサーのファン化にもつなげる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:AnyMind Japan株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/06/30 11:00 https://markezine.jp/article/detail/42320

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング