SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第101号(2024年5月号)
特集「進化するテレビマーケティング、現在の選択肢」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

【100号特集】24社に聞く、経営構想におけるマーケティング

6,200万ユーザーが利用するPayPay、既存ユーザーの推奨とLTV向上で更なる成長を

 2024年2月時点でユーザー登録数が6,200万まで成長している二次元コード決済をはじめとした金融サービスを提供しているPayPay。リリースから5年を経て二次元コード決済では一定のシェアが獲得できた同社だが「決済領域全体で見るとまだ伸びしろがある」という。本記事では、マーケティングを統括する藤井氏に、決済領域全体でトップを目指すための構想を聞いた。

【期間限定無料公開】この記事はプレミアム記事(有料)です。本来ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要ですが、2024年6月5日(水)~19日(水)の間、期間限定で無料公開しています。この機会にぜひ、プレミアムなMarkeZineのサービスをお楽しみください。MarkeZineプレミアムにご契約いただくと、すべての有料記事が読み放題になります。

5年で決済領域すべての頭一つ抜けた存在になる

──最初に御社が中長期の目線で重要視しているテーマについて教えてください。

 PayPayはサービスを開始してから5年以上が経ちますが、当初想定していた計画と比べても鋭い成長曲線を描けています。そして、ここからの5年が大きな分岐点になると捉えています。

 その中で大きなテーマとなるのが「決済領域全体でスペシャルワンと呼ばれる存在になること」です。二次元コード決済のサービスという括りでは一定のポジションを獲得できている一方、クレジットカードや非接触決済など、様々な決済方法を含めるとまだ伸びしろがあると思っています。数ある決済方法の中の1つではなく、「決済するならPayPay」というくらい頭一つ抜けた存在になるのが大きな目標です。

PayPay株式会社 執行役員 事業推進統括本部 マーケティング戦略本部 本部長 藤井 博文(ふじい・ひろふみ) 氏 1998年、東海デジタルホン入社。開発部にてSMSやモバイル インターネットの導入を推進。ボーダフォンによる買収後は経営戦 略本部に転じ、中長期計画や事業計画策定に携わる。2006年 のソフトバンクによる買収後は、新サービスの企画・導入を推進。 その後、サービスマネジメント部長やサービスコンテンツ関連の統 括部長を経て、2018年よりPayPayのマーケティング責任者。
PayPay株式会社 執行役員 事業推進統括本部
マーケティング戦略本部 本部長 藤井 博文(ふじい・ひろふみ)氏

1998年、東海デジタルホン入社。開発部にてSMSやモバイルインターネットの導入を推進。ボーダフォンによる買収後は経営戦略本部に転じ、中長期計画や事業計画策定に携わる。2006年のソフトバンクによる買収後は、新サービスの企画・導入を推進。その後、サービスマネジメント部長やサービスコンテンツ関連の統括部長を経て、2018年よりPayPayのマーケティング責任者。

 日本ではまだまだ現金の利用シェアが大きいので、キャッシュレス決済の推進も事業成長の重要なテーマです。キャッシュレス決済の推進は国策でもありますので、そこに寄与していく所存です。

 また、二次元コード決済サービス以外にも子会社でクレジットカード事業を展開しているPayPayカードがありますが、この領域ではまだまだ成長の余地があります。PayPayのユーザーをテコにしてクレジットカード領域でのシェア拡大を実現できると考えています。こういった取り組みが実現できれば、「スペシャルワン」のポジションが近づいてくると考えています。

 また、もう1つ重要視しているテーマが「持続的な成長」です。2023年からは先行投資を回収するフェーズに入ってきており、EBITDAベースでの黒字化も実現しております。利益が拡大する状況を今後作れれば、マーケットからの評価も高まり上場も視野に入ってくると考えています。

既存ユーザーからの推奨とユースケースの蓄積によるLTV向上がカギ

──2024年2月時点でPayPayアプリのユーザー登録者数は6,200万と膨大な規模になっています。メインとなるPayPayアプリを成長させるために、マーケティングに関してはどのような構想を描いているのでしょうか?

 まず重要なのは、ユーザーの裾野をさらに広げることです。その実現にはこれまでと異なるアプローチが求められますが、1つ注目しているのは既存ユーザーの活用です。

 弊社ではNPS(Net Promoter Score)を計測指標として取り入れていますが、NPSスコアが9や10の推奨者の方々は、まだ利用していない方に紹介してユーザーの輪を広げてくれていることがわかっています。

 推奨者をいかに増やすか、推奨者の方々が周りの人に薦めていただきやすいUXやキャンペーンをいかに提供できるかが重要だと考えています。

 もう1つ重要なのは、ユーザーあたりの価値(LTV)を向上させることです。LTVの向上には様々な道筋があります。ユースケースの積み重ねで、継続利用率や決済頻度、決済金額も高まります。

 そのためには、細かくセグメントを切って提供する施策を変え、シナリオを組んだコミュニケーションが必要になります。たとえば、決済頻度の増加には銀行登録やオフライン・オンライン決済の併用など、いくつかのユースケースが有効なので、それらのKPIを指標としてシナリオを組んでいます。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー


「MarkeZineプレミアム」とは
溢れる情報の中から、今知るべき優良なマーケティング情報を厳選してお届けする会員サービスです。 Web有料記事が読み放題になるだけでなく、限定セミナー、ホワイトペーパー、雑誌(電子版)など複合的なサービスを通じて、 良質な情報をお届けいたします。個人でのご利用はもちろん、チーム利用向けのプランも複数ご用意しておりますので、 チームビルディングや人材育成にもご活用いただけます。

●全プレミアム記事がWebで読み放題
●限定イベントに無料で参加し放題
●限定ホワイトペーパーが読み放題
●雑誌『MarkeZine』が毎月届く。バックナンバー(電子版)も読み放題(チーム利用向けプランのみ)

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
本人確認につなげつつ、顧客にもメリットを届ける超PayPay祭

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
【100号特集】24社に聞く、経営構想におけるマーケティング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/06/05 08:28 https://markezine.jp/article/detail/45475

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング