ニーリーは、SBIインベストメント・Logistics Innovation Fund・tb innovations・中国電力の4社を割当先とした出資と、三菱UFJ銀行・SBI新生銀行・三井住友銀行・商工組合中央金庫の4行からの融資により、総額16億円の資金調達を実施した。これにより、創業からの累計調達額は39億円となった。

　同社は2019年に主力事業である駐車場のオンライン契約サービス「Park Direct」をリリース、駐車場管理におけるDX化を推進してきた。

　駐車場管理はモビリティ領域におけるインフラとして重要な役割を果たす一方で、業務は物件管理に関する業務と比較して優先度が劣後しており、管理・手続きのオンライン化、それによる業務効率化が進みづらい状況にあった。

　そんな中、同サービスは一連の業務を一気通貫してオンライン上で完結できるシステムとサービスを構築することに成功。

　今回の資金調達を機に、同社は主力事業であるPark Directをより一層拡大・強化していく予定だ。

　また今後は、同サービスによってオンライン化された、駐車場拠点情報やモビリティに関するデータを活用。法人借主向け車両サービス「Park Direct for Business（PD Biz）」や、EV領域での事業展開など、すべてのカーユーザーとモビリティサービス事業者に向けたプラットフォームとしてサービス提供範囲を拡大。そのための採用強化も予定している。

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