目的別に見る自社イベントの形
オフライン、オンラインの使い分けと同時に大切なのが、目的に応じたイベントを開催することです。BtoBにおける自社イベントには大きく分けて下記の3つの目的があります。
・ブランディング/認知拡大
・新規商談の獲得
・顧客やパートナーのエンゲージメントの向上
目的別にイベントを開催するのはもちろんですが、この3つをすべて包括的に実現できる方法があります。それが、自社主催の大型イベントです。
大型イベントをブランド化する効果~ウイングアーク1st主催の「updata」を例に~
大型イベントの事例として、当社が毎年開催しているビジネスカンファレンスイベント「updata(アップデータ※)」のケースをご紹介します。2022年はオンライン配信とリアル会場のハイブリッド形式で実施、申込総数は17,000名を越え、当社史上で最大規模のイベントとなりました。
このイベントでは内容はもちろん、オフラインの会場の広さや来場者数、オンラインであれば集客人数といった規模感も重視しています。なぜなら、業界の中でトップクラスの大型イベントを実施し続けることはイベントのブランド化につながり、市場におけるソートリーダーシップの獲得につながるためです。
イベントをブランド化するメリットは、いくつかあります。コーポレートブランディングの観点から見ると「データ活用関連のイベントといえば、updata」というところから、「データ活用といえば、ウイングアーク1st」とデータ活用分野でのリーディングカンパニーとしての認知を広げられること。イベント運営の観点から見ると、「データ活用のトレンドや最新情報が手に入るはず」と多くの人が期待して自ら足を運んでくれるようになり、イベントへの集客が容易になるということです。
今では、1回のイベントで1万以上のリードを獲得できる効果的なイベントとなっています。さらに、ブランド化した「updata」という冠を活用して次の枠組みへと広げることもできるようになりました。「金融UPDATA」「製造UPDATA」「営業UPDATA」といったターゲットを業種別や職種別に細分化したイベントの開催です。
既に「updata=データ活用の最新情報が得られる」というブランド認知があるからこそ、それぞれのイベントへの集客がスムーズで、狙ったターゲット層を呼び込むことができています。
※updataは、updateとdataの造語です。データにより世の中をそして私たち自身もアップデートしていこう、という想いを込めています