人気のTikTokクリエイターと共同制作!オリジナルコンテンツをプロデュース
MZ:今回のTikTok施策の内容について、詳しく教えてください。
東:独自の世界観で若年層から支持を集めている4組のTikTokクリエイター「イケメンズ(改名予定あり)」「そば湯」「たくみ」「考えすぎちゃう人」)と協業し、TikTok動画を制作しました。
動画の内容は、まず、同じくTikTokクリエイターの「東京ウーバーズ」のつじさんに当社のPR担当役を演じていただき、そして、つじさんが「ダイキンがエアコンの会社であることを伝えたい」という思いが執念となり、生霊化。4組のクリエイターたちに次々と憑依し、ダイキンのPRを行う──というストーリーです。
ダイキンのTikTok公式アカウントから、これら4本の動画投稿を行い、その続きのストーリーを各クリエイターのアカウントから投稿していただく、という導線作りを行いました。
ブランドリフト向上に貢献!動画同士を回遊するTikTok広告の新たな仕掛け
MZ:今回の動画シリーズでは、TikTok広告の新たな手法が導入されているとうかがいました。
駒形(TikTok for Business):はい。手法は三つあり、一つ目が「インスタントページ」の活用です。これは、動画広告をクリックすると直ちに表示されるフルスクリーンWebページです。ブラウザに遷移するのではなく、TikTokアプリ内で完結し、かつ通常のWebページ(LP)よりも軽量なため、読み込み速度も速く、ユーザーの離脱を防ぐ効果があります。
駒形:今回、「インスタントページ」内に動画サムネイルを埋め、関連動画の視聴を促すとともに、ページの誘導先に、ダイキン様のTikTok公式アカウントページを設定することで、他の動画シリーズを回遊できる導線が設計されています。1回の広告接触から、複数の動画コンテンツへの接触が可能となる構造であり、インスタントページの使い方として、弊社としても新しい活用方法となりました。
二つ目が、「6秒 Focused View」です。これは「広告を6秒以上視聴」もしくは「エンゲージメント」しやすいユーザーに対して、優先して広告を配信するターゲティング機能です。この機能はエンゲージメント率を高めることができます。
そして三つ目が、「ディスプレイカード」という動画にバナーを追加して表示するインタラクティブアドオン機能(※)のひとつです。今回は広告の左下に「続きはこちらから」というメッセージを配置してクリエイターのページへの遷移を促しました。ページに設置した他の動画シリーズもユーザーに見てもらったことがブランドリフトの一助になったと考えています。
※広告に用途に合わせた様々なインタラクティブ要素を追加することができる無料のアドオン機能。ディスプレイカードはその中の一つで、広告の左下に最適なタイミングでクリック可能な静止画像を表示し、特にトラフィックを向上させる