LifeTimeTechLaboは、2023年前半と新型コロナ流行前(2019年まで)との在宅時間・外出頻度の変化に関し、生活者調査を実施した。
在宅時間でのインターネット配信動画の視聴が増加
まず、2023年前半と新型コロナ流行前の在宅時間の変化を調査。在宅時間全体では、増えたと答えた人(「大きく増えた」「増えた」「やや増えた」の合計)の割合が31.4%に。一方、減ったと答えた人(「大きく減った」「減った」「やや減った」の合計)の割合は9.4%となった。
個別の項目では、「インターネット配信動画の視聴(35.8%)」が他の項目に10ポイント以上の差をつけ、増えたと答えた人の割合が高い結果に。「動画・SNS以外のインターネット利用(25.5%)」「(在宅の)仕事(25.4%)」も増えたという回答が多かった。
在宅時間全体の変化について性年代別に見ると、最も増えたと回答した割合が多かったのは20代後半の女性(39.5%)だった。続いて30代の女性(38.5%)、60代前半の女性(37.8%)となった。
増加したという回答割合が最も高かった「インターネット配信動画の視聴」を性年代別でプロットすると、増えた方向の割合では20代後半女性(51.2%)が最も多く、過半数が増えたと回答した。30代女性(43.8%)や40代女性(40.0%)も4割を超えた。男性では、どの年代でも増加方向の割合が30%前後と、あまり年代による違いが出なかった。
飲み会などや通勤・通学は減らしたい
次に、外出頻度における変化を尋ねた。すると、減ったという回答の割合が最も高いのは「(飲み会など)仕事関連のコミュニケーション機会(47.1%)」という結果に。続いて「友人・知人とのお出かけ(42.6%)」「海外旅行(37.8%)」が多く回答された。
最後に、これからの外出頻度をどうしたいか質問。その結果、増やしたい方向の合計割合が高くなったのは、「泊まりの旅行(国内)(40.7%)」「日帰り旅行(国内)(37.7%)」「恋人・配偶者・パートナーとのデート(32.1%)」だった。逆に、「(飲み会など)仕事関連のコミュニケーション機会(18.4%)」「職場(学校)へ行く(16.6%)」は減らしたいと答えた割合が高くなった。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年8月1日(火)~2日(水)
調査対象者:25歳~64歳の男女
有効回答数:1,000サンプル(性年代別に均等割付)
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