LINEリサーチは、「位置情報共有アプリ/サービス※」における高校生の利用状況について調査した。以下、一部内容を紹介する。
※「Google マップ」「whoo(フー)」「NauNau(ナウナウ)」など、GPS(全地球測位システム)を使って自分の位置情報を家族や友達などに共有できるアプリ・機能
位置情報共有アプリ/サービスを使っている高校生は約5割
まず、高校生に位置情報共有アプリ/サービスの認知および利用経験について尋ねた。すると、全体の認知率(「知っているし、使っている」「知っているし、以前使っていたが、今は使っていない」「知っているが、使ったことはない」の合計)は91%となった。
また「知っているし、使っている」と答えた高校生は52%と半数を超えた。さらに「知っているし、使っている」「知っているし、以前使っていたが、今は使っていない」を合わせた利用経験率は、61%という結果だった。
男女別に見ると、認知率は女性がやや高いものの、現在利用率や利用経験率はほぼ差がない結果に。学年別では、高校1年生の男性が最も現在利用率が高く、58%だった。
普段使っているアプリ、6割強が「Google マップ」
次に、位置情報共有アプリ/サービスを使っている高校生に、普段使っているアプリについて質問した。その結果全体では、現在地の共有だけでなく多彩な機能が利用できる「Google マップ」が、6割台後半を占めトップに。男女別でも、それぞれ2位以降と大きな差をつけ1位だった。
全体2位には、位置情報の共有だけでなくメッセージ機能で会話もできる「whoo(フー)」がランクイン。3位は、2023年2月にサービスを終了した位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」のデータを引き継ぎ可能な「Jagat(ジャガット)」となった。
位置情報を共有する相手、トップは母親に
続いて、位置情報共有アプリ/サービスを使っている高校生が位置情報を共有している相手を調査。全体1位は約4割を占めた「母親」となった。全体2位は「親友」、3位には僅差で「同じ学校の友だち」が続いた。
高校生が位置情報アプリ/サービスを使う理由は?
位置情報共有アプリ/サービスを使っている高校生にその理由を尋ねると、全体トップは「待ち合わせに便利だから」だった。2位は「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」、3位は「今の自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」が入った。
男女別では、女性の1位には「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから(30.8%)」が挙げられた。一方、男性は全体同様「待ち合わせに便利だから(26.2%)」が最も多かった。
【調査について】
調査方法:スマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女LINEユーザー
実施時期:2023年8月17日(木)~8月21日(月)
有効回収数:1,037サンプル
【関連記事】
・好きなコンビニ、全エリアでセブンイレブンが1位に/若年世代にはファミマが人気【LINEリサーチ調査】
・ネットスーパー、女性層の認知率は93%/10~20代女性の6割が利用意向あり【LINEリサーチ調査】
・2023年上期のZ世代トレンド、大差で「推しの子」が1位に!男女問わず人気【LINEリサーチ調査】
・高校生に人気のミュージシャン、3年連続「YOASOBI」が1位に【LINEリサーチ調査】
・ChatGPTの認知度、3ヵ月で40ポイント以上増加/若年男性に高い利用意向【LINEリサーチ調査】