クリエイター起用でユーザーに寄り添った動画を制作
MZ:今回、プロトコミュニケーションの取り組みについて、TikTok for Businessからどのような提案を行ったのでしょうか。
桑原:今回の取り組みでは、クリエイターを起用したクリエイティブの活用を提案させていただきました。「グーネット」の利用意向の向上を目的にしている分、前回行った“獲得”が目的だったときよりも、サービスを詳しく知らない潜在層にアプローチすることが求められるためです。
日々様々な広告に触れていて、グーネットのことをよく知らないユーザーに注目してもらうには、企業目線の一方通行な動画ではなく、クリエイターがユーザーに寄り添って作った動画のほうが広告効果も高まるのではと考えました。
川口:施策として、テレビCMをリサイズした動画と、クリエイターを起用した動画を2種類、計3種類の縦型動画のクリエイティブを作成し、今年1月~3月に広告を配信しました。
MZ:クリエイティブを作る上で、TikTok for Businessからサポートはありましたか。
山﨑:紺野さんや桑原さんからは、クリエイティブの必要性やフォーマットなどをこと細かくレクチャーしていただき、動画制作のポイントなども、日々進めていく中で疑問点が出た場合は逐次連携をしてくださいました。
MZ:なるほど。手厚いレクチャーがあったのですね。では、その流れで今回採用した2組のクリエイターの選定について、どこがポイントになったか教えてください。
川口 :今回のプロモーションにおいては、訴求違いで3つのクリエイティブを用意しました。1つはブランド認知を訴求しているテレビCM動画、残りの2つは販促キャンペーンの訴求とサービスの情緒価値の訴求、それぞれの目的に対応したクリエイターを起用した動画です。
販促キャンペーンの訴求動画は、インパクトがあり広告感をあまり出さずに発信していただけそうな、エンターテインメント系の動画に強い藤田真澄さんにお願いしました。
サービスの情緒価値の訴求動画は、カーライフの何気ない1コマを自然に表現できるようなVlog動画を配信している、ぽてとかっぷるさんを起用させていただきました。
紺野:TikTokで効果の良いフォーマットを紹介しつつ、流行りの動画や他社の事例などをお伝えした上で、プロトコーポレーション様にブランドとの相性などを加味してクリエイターの方を選定いただきました。
山﨑:動画作成に関しては、最低限の訴求ポイントはお伝えしつつ、2人のクリエイターの方に自由に作っていただいています。それを私たちが最終チェックして、問題なければ配信をするという流れです。
CPMは2分の1、CPCは7分の1と圧倒的なコスト減で認知と利用意向を獲得
MZ:TikTok広告を活用したプロモーションの効果について教えてください。
山﨑:施策の実行後、第三者機関に調査を依頼したところ、TikTok広告は他の動画プラットフォームと比べ、CPMが2分の1、CPCが7分の1程度だったことがわかり、大変驚きました。安価にユーザーにリーチすることができ、認知や利用意向の向上効果も非常に高かったので、投資対効果がとても高いプラットフォームであることが実感できました。
桑原:我々としても、そうした効果を実感いただけて非常に嬉しく思います。他の動画プラットフォームと比較し、TikTokはユーザー目線のクリエイティブが成果に直結するプラットフォームだと考えております。今回のキャンペーンはそのことが如実に成果にも現れました。
川口:山﨑が申し上げた、数値的な効果はもちろん、エンゲージメントの面でも非常に反響がありました。クリエイターのファンの方にコメントをいただいたり、ユーザー同士でコミュニケーションが生まれたりしたので、そうした認知の面でも効果があったのも良い点だと思います。