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MAU2,200万のメルカリ、今後の成長戦略は?カギは「なんでも買える・売れる」の認知獲得

周年キャンペーンではメルカリが日常に溶け込むプレゼントを

──今回の周年キャンペーンを実施するにあたり、意識したことはありますか。

 普段なかなかお客さまに対して感謝を伝える機会がなく、今回の10周年はとても良いタイミングでした。そのため、ありがとうという言葉を軸にキャンペーンを設計してきました。たとえば、キャンペーンで当たるオリジナルグッズも「ARIGA湯お風呂グッズ」とダジャレではありますが、ありがとうにちなんだグッズにしたことが社内外で話題になっています。

ARIGA湯お風呂グッズの一つであるARIGA湯タオル
ARIGA湯お風呂グッズの一つであるARIGA湯タオル

 また、このお風呂グッズに絡めて、東京・大阪10軒の銭湯とのコラボレーション「メルカリの湯」も開始しました。「メルカリ」が全世代に使ってもらえるプロダクトになっているので、プレゼントも日常的に使ってもらえるものを意識しました。

メルカリの湯
メルカリの湯

カテゴリー特化の機能開発&なんでも買える・売れるの認知獲得に注力

──これからの10年に向けて期待いただくという話がありましたが、今後の成長戦略について教えてください。

 まず取り組みたいのが、新たな機能の開発、実装です。特に現在注力しているのが、近年「メルカリ」で取引されることの多いカテゴリーでの売買に特化した機能の開発になります。

 たとえばファッションの場合、詳細なサイズを聞かれたり、特定箇所の写真の掲載を求められたりします。そういった良くある質問にも簡単に応えられるような機能は必要だと考えています。そして、ファッション以外にもトレーディングカードやスマートフォンなどもカテゴリー特化の機能開発に力を入れていきたいです。

 こういったお客さまの売買体験を根本から良くしていくことで、「メルカリでは物が高く売れるし、楽だ」と感じていただければと思っています。そうして「メルカリ」への共感の輪を徐々に広げることで、新たなお客さまとも出会っていければいいですね。

 また、コミュニケーションを通じて「なんでも売れる」「なんでも買える」という認知を獲得していきたいと考えています。

 先ほどお伝えした10周年のテレビCMでも、一つだけしかない将棋のコマ、レトロなかき氷機、映画館の椅子など、普段はなかなか出会えないが実際にメルカリで出品されていた商品を紹介しています。

 今後のコミュニケーションでも、自分にぴったりな物と出会える・買える場所として「メルカリ」の認知を広げていきたいです。

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/11/10 08:30 https://markezine.jp/article/detail/43871

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