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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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今日からはじめるアフィリエイトマーケティング実践講座

第2回 ASP選択のポイント(3)


アフィリエイト・ネットワークの規模

 アフィリエイト・ネットワークの規模、つまり、アフィリエイトサイトから見た場合のECサイトの数や質、ECサイトから見た場合のアフィリエイトサイトの数、そして、ネットワーク全体での配信数、成約件数、トランザクション(取扱高)の程度などがひとつの判断材料となってきます。

 一方、「参加アフィリエイトの数が多いASPで、必ずしも成果が最大になっているわけではない」と語るECサイト担当者もいます。あまりにECサイトが多すぎるASPでは、一つ一つのECサイトが埋もれてしまい、なかなかアフィリエイトサイトの目に触れず、提携してもらえないといったことも一部では起こっているようです。

 ECサイト数とアフィリエイトサイト数のバランスや、ECサイトを検索しやすいインターフェイスが用意されているかどうか、また提携促進のための告知スペースやサービスが用意されているか…、なども重要な要素となってきます。

ECサイトのラインナップと競合他社の参加状況

 各ASPに参加しているECサイトのリストもしっかりとチェックしましょう。どういった顔ぶれが揃っているかで、アフィリエイトサイトがASPに対して抱く印象が決まってきます。比較的、金融系に強いASP、キャンペーンものを得意とするASPなど、各ASPによって「この業種だったらここに多く集まっている」といったイメージが出来上がっている場合もあります。もちろんあくまでも「イメージ」にすぎないのですが、それでも、主にどういったジャンルのECサイトと提携をしたいのかによって、メインで利用するASPをどこにするかのかを決めるアフィリエイトサイトも多いのです。

 また、早くからアフィリエイトに積極的に取り組んでいるメジャーな同業他社がいる場合は、その企業が参加しているASPにも注目してみましょう。その企業と提携しているアフィリエイトサイトが多数存在しているはずです。そうしたアフィリエイトサイトを狙って…というのも、少々ちゃっかりしている感じがしなくもないですが、「有望なアフィリエイトを短期間で効率的に獲得する戦略」の一つとしては十分ありです。

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有望なアフィリエイトサイトがいるか?

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この記事の著者

和田 亜希子(ワダ アキコ)

1994年早稲田大学政治経済学部卒。住友銀行、ライコスジャパン(検索エンジン)、カレン(メールマーケ支援)を経て2001年独立。アフィリエイトASP「LinkShare」からの受託で、個人アフィリエイト支援業務やアフィリエイトコンテストの開催に携わり、またECサイトのアフィリエイト導入やアフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント(ARM)にも従事している。1999年に立ち上げた日本で最初のアフィリエイト専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」をはじめ、「東京ホットスポット情報館」「東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/21 10:51 https://markezine.jp/article/detail/43

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