10月に業務提携契約を締結した、ビーツとグランドデザインの両社は、12月7日、ビーツの「クラモニ」とグランドデザインの「Gotcha!SHELF(ガッチャ!シェルフ)」を連携したリテールメディア「クラモニforガッチャ!シェルフ」のPoC(概念検証)開始を発表した。
クラモニは、デジタルサイネージの画面を、遠隔で切り替えができるクラウドサイネージシステム。全国数百台のサイネージ画面の一斉に切り替えや、店舗ごとの個別切り替えが可能。一方、Gotcha!SHELFは、スマートフォンでAIがユーザーの好みや悩みに合わせて商品棚を生成するショッピングプラットフォーム。各消費者が実体験に基づいたおすすめ商品をPOP形式で紹介する機能「みんなのPOP」を基に商品棚がスマートフォン上にまとめられる。
今回PoCを開始するクラモニforガッチャ!シェルフは、ガッチャ!シェルフで集められた「みんなのPOP」を店頭のサイネージに生成する販促サービス。
両社は今後、同サービスを、消費者の声を基に商品をおすすめするリテールメディアとして活用を図る。これにより、小売企業の新たな収益源かつ、メーカー企業の消費者の声を活用した販促策としてサービスの拡大を目指す。
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