フェズとフリークアウト・ホールディングス(以下、フリークアウト)の合弁会社であるストアギークは、独自開発した新型リテールメディアサービス「ストアギークサイネージ」の提供を開始した。
これにより、小売事業者・メーカーといったユーザーは、店舗内の大半を占める定番棚前で訴求力の高い新たなコミュニケーション施策の実施が可能となる。
ストアギークサイネージの大きな特徴は、定番棚に最適化した高い視認性であること、棚前専用の訴求力の高いコンテンツ配信が可能であること、ID-POSデータを用いた効果検証が行えることにある。
同サービスは現在、複数のドラッグストアチェーンでPoC(Proof of Concept:概念実証)の実施、導入の決定が進んでおり、設置によって対象カテゴリに対して10%前後、訴求商品に対して20%前後の購買率上昇が確認されている。
同社は今後、全国のドラッグストアチェーンに同サービスの導入を提案。複数のドラッグストアを横断した広告/販促の施策実施が可能なリテールメディアネットワークを構築していく予定だ。
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