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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

【特集】人と組織を強くするマーケターのリスキリング

スキル習得と人材流動化の二本柱で考える リスキリングの定義と重要性

職種に応じてスキルを学ぶのはナンセンス?

──読者であるマーケターは、自らをアップデートするためにどのようなスキルを身に付けると良いのでしょうか? お薦めのスキルと、身に付けた場合に得られるメリットを教えてください。

 現在は「マーケターだから」「営業だから」「エンジニアだから」など、職種ごとに求められるスキルの差がなくなりつつあると感じます。働き方の多様化にともない、この先ずっと同じ仕事を続けるとは限りません。部署異動によって担当業務が変わる可能性もあるでしょうし、時代に合わせて新たな職種もどんどん生まれています。「マーケターだからこのスキルを身に付けておくべき」と限定するのではなく、幅広いスキルや知識を身に付けることが大切です。

 日本リスキリングコンソーシアムが提供しているプログラムは、AIやサイバーセキュリティ、組織変革、クリエイティブ関連など多岐にわたっており、どなたがプラットフォームに訪れても自分の身に付けたいスキルが見つかる状態になっています。また、リーダークラスはもちろん、経営を司るCxOレベル以上に向けたトレーニングも提供しています。

──特に人気のプログラムを教えていただけますか。

 月間の人気ランキングには、Google Career Certificates(グーグルプロフェッショナル認定証)の「サイバーセキュリティプログラム/データアナリティクスプログラム」がランクインしています。受講者が平均3〜6ヵ月かけてデータ分析を学習し、チャプターごとにテストを受けた上で認定証を取得する内容です。日本円で約4万円の受講料を、プログラムのローンチ直後は5,000名限定で無料にしたところ、2日で埋まりました。現在は無料ではありませんが、なお人気の講座となっています。

 このプログラムが人気を集める理由は、実践の場があることだと考えます。座学だけでなくケーススタディもある実践的な内容となっており、ビジネスでも活かしやすいのでしょう。実際、マーケター以外の人が新たなキャリアを築くきっかけにもなっています。

──今の自分に必要なスキルやプログラムがわからない場合は、どうすれば良いですか?

 たとえばAIに興味がある場合、当コンソーシアムのサイトで「AI」のボックスにチェックを入れると、レベル別や提供企業別にソートされるため、自分に合ったプログラムを検討しやすくなります。あるいは「どのような考えで、いかなるステップを踏んで、自身のキャリアプランを考えていけば良いか」が学べるキャリアプランニングのプログラムを受講しても良いでしょう。

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スキルアップした従業員の転職は“損失”なのか

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/03/22 09:30 https://markezine.jp/article/detail/45169

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