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『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

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【特集】人と組織を強くするマーケターのリスキリング

本と現場、グロースX松本氏が見つけたリスキリングのカギ

 マーケティング人材育成サービスを提供するグロースXでマーケティング責任者を務める松本健太郎氏は、営業やエンジニア、データサイエンティスト、マーケターと様々な職種を渡り歩いてきた。また、多摩大学大学院でリスキリングした経験も持つ。本記事では、そんな松本氏のキャリアを振り返りながら、リスキリングに欠かせないポイントを探った。

※本記事は、2024年3月刊行の『MarkeZine』(雑誌)99号に掲載したものです

今企業から求められるスキルを会得してキャリアを形成

──松本さんは営業からキャリアをスタートし、エンジニアやデータサイエンティスト、マーケターなど様々な職種を経験してきました。このキャリア形成にはどのような軸があったのでしょうか。

 キャリア形成には大きく2つのタイプがあると思っていて、1つは特定のスキルを追い求めて日々研鑽する求道者のタイプ。もう1つは、その場その場で「今企業から求められているスキル・職種は何か」を考え、そのスキル・職種を会得できるよう少しずつキャリアを広げていくタイプ。私は後者のタイプで、少し先の未来を見据えながら1つの箇所にとどまらず次の道に行くようにしていました。

株式会社グロースX 執行役員 マーケティング責任者 兼 UX責任者 松本健太郎(まつもと・けんたろう)氏 龍谷大学法学部卒業後、エンジニア業務に従事。データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院でリスキリング。その後、消費者インサイトなどの業務に携わり、2023年1月にグロースXへジョイン。政治、経済、文化など、様々なデータをデジタル化し分析することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。主な著書に『人は悪魔に熱狂する悪と欲望の行動経済学』『データサイエンス「超」入門嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』(以上、毎日新聞出版)、『なぜ「つい買ってしまう」のか?〜「人を動かす隠れた心理」の見つけ方〜』『誤解だらけの人工知能』(以上、光文社)、『データから真実を読み解くスキル』(日経BP)など。
株式会社グロースX 執行役員 マーケティング責任者 兼 UX責任者
松本健太郎(まつもと・けんたろう)氏

龍谷大学法学部卒業後、エンジニア業務に従事。データサイエンスの重要性を痛感し、多摩大学大学院でリスキリング。その後、消費者インサイトなどの業務に携わり、2023年1月にグロースXへジョイン。政治、経済、文化など、様々なデータをデジタル化し分析することを得意とし、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌にも登場している。主な著書に『人は悪魔に熱狂する悪と欲望の行動経済学』『データサイエンス「超」入門嘘をウソと見抜けなければ、データを扱うのは難しい』(以上、毎日新聞出版)、『なぜ「つい買ってしまう」のか?〜「人を動かす隠れた心理」の見つけ方〜』『誤解だらけの人工知能』(以上、光文社)、『データから真実を読み解くスキル』(日経BP)など。

──これまでとは異なる職種に変えるのに抵抗があるという人のほうが多そうですし、松本さんのキャリアの歩み方は特殊な印象を受けました。

 このようなキャリアの歩み方ができない人のほうが多いと最近感じています。本号の特集であるリスキリングも、多くの方がリスキリング=「1から学び直すこと」と捉えています。職種の変更も1からスキルや知識を培っていかないといけないと思っているのではないでしょうか。しかし、実際には過去の経験を活かしながらリスキリングを行い、職種を変更することは可能です。たとえば私がエンジニアからデータサイエンティストに職種を変えたときは、まずエンジニア領域のデータサイエンスから勉強し始めました。元々ソフトウェア開発エンジニアとして培ったプログラミングやデータベースに関する知識はあったので、統計学の基礎を覚えつつ、データサイエンティストという仕事の全体像を現場でつかんでいったんです。その後、多摩大学大学院に入学してデータサイエンスを学び直し、スキルと知識を深めていきました。

松本氏の考えるリスキリングの進め方
松本氏の考えるリスキリングの進め方

10〜15年後の未来を見据え、マーケティング外の世界も見る

──松本さんのこれまでの経験を踏まえて、マーケターとしてキャリア形成していく上で何が重要だと思いますか。

 キャリア形成には、今の職種に必要なことを会得していくアップスキリングと、これまでとは異なる職種にチャレンジして新たに学び直すリスキリングの2パターンがあると思っています。このどちらかを選択するとき、大きく2つのことに注意すべきです。

 1つは、10〜15年の時間軸で技術や社会がどう変わっていくのかを見据えること。生成AIに関する話題が絶えませんが、生成AIによってすぐ仕事はなくなりません。新しい技術が浸透して社会に変化が起こるのには15年ほどかかると思っていて、生成AIが社会に浸透するのにはまだ時間がかかります。

 ただ、10数年後に急に転職するのでは遅いので、2〜3年後くらいには生成AIなど新しい技術が浸透した社会を見据えたキャリアプランやリスキリングが必要になります。

 もう1つは、マーケティング外の領域を見るということです。マーケティングの思考やスキルはあらゆる職種で役立つので、マーケターがマーケティング領域の仕事だけをしているのはもったいないです。たとえば、多くのエンジニアはシステム構築のプロですが、顧客にとってのベネフィットが何かを考えるのは専門外です。しかし、マーケティング思考を持っていれば、顧客が価値を感じるシステムを作ることができるかもしれません。このように、マーケティング思考を他の職種で使えないかと考えると、キャリアの選択肢の幅が広がってきます。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/03/27 09:30 https://markezine.jp/article/detail/45220

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