収益化が見込める広告フォーマットの助言も
──アプリのマネタイズに関してはどのようなことに取り組みましたか?
中村(ANA X):こちらはゼロからのスタートだったため、SSPの導入とオファーウォール(※1)の活用から始めました。試行錯誤を重ねた結果、現在はAppLovinの収益化プラットフォーム「MAX」を活用しています。
※1 ユーザーがアプリ内報酬の受け取りと引き換えに行う複数の「オファー」を一覧表示する広告フォーマットのこと
──MAXの特徴も教えてください。
佐藤(AppLovin):MAXはアプリの広告収益最大化を実現するプラットフォームです。全画面広告やミディアムレクタングル広告、バナー広告など、主要な広告フォーマットを全て活用し、アプリ内広告の収益を向上させることができます。
ANA X様の場合、広告マネタイズが初めての試みだったため、まずはアプリの仕様に即した、より収益が見込める広告フォーマットといったUI/UXの部分からサポートさせていただきました。
中村(ANA X):MAXは、アプリビジネスの知見がほとんどない私たちでも簡単に操作できる仕様になっている上、AppLovin様が丁寧にサポートしてくださるため、スムーズに運用できています。
ユーザー数は導入前比163%に!継続率も高いワケ
──実際にAppDiscoveryとMAXを導入してみて、どのような成果が得られたのでしょうか?
中村(ANA X):AppDiscoveryの導入から4ヵ月でユーザー数は163%に伸長し、目標を大きく上回る150万人を達成しました。ちなみに、CPIは約半分まで抑制できています。
佐藤(AppLovin):配信にあたり、ANA様のモーションロゴ(※2)の有無で広告素材のA/Bテストを行いました。同じタイミングでモーションロゴがあるクリエイティブとないクリエイティブの2種を配信した結果、明確に前者のパフォーマンスが高かったのです。この結果を受け、既存の広告素材全てにモーションロゴを追加してクリエイティブを一新することになりました。このアプローチが獲得に大変有効だったと感じています。
※2 CMの前後などに表示される、動き(アニメーション)をともなった企業ロゴのこと
松田(ANA X):A/Bテストの実施前と比較すると、約600倍の効果が出たため非常に驚きました。加えて興味深かったのは、当初の想定より新規ユーザーの継続率が高かったことです。広告を正しく理解した上で会員登録をしてくださるからでしょうか。
──アプリビジネスの専門企業という立場から、高い継続率の理由はどこにあると考えますか?
佐藤(AppLovin):AIによる配信の最適化に加えて、クリエイティブの貢献度も大きかったと思います。AppDiscoveryでは、クリエイティブ制作のサポートも行っているんです。インハウスのクリエイティブスタジオ「SparkLabs」が、データとトレンドに基づいてパフォーマンスに特化したクリエイティブを制作しています。
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