「生活者中心のビジネス変革」を支援するアクセンチュア ソング
――アクセンチュア ソングとはどのような組織なのでしょうか?
アクセンチュア ソングはアクセンチュアの中でも特に「生活者視点」でビジネス変革を推進していく組織です。最終的に「企業・ブランドと生活者との間に共感を生み出し、ビジネス成長を支援する」というミッションを掲げています。現在、社会や人々の生活は、リアルとデジタルとを行き来しながら、相互につながりつつあります。この流れの中で企業が成長を続けるためには、社会や生活者の変化に対応していく必要があります。
私たちは生活者や社会の変化を踏まえ、企業のビジネス自体を変革に導いていく専門組織です。
――アクセンチュア ソングではどのような人材が活躍されているのですか。
多種多様な人材が集まっています。アクセンチュアに対しては、コンサルティングやテクノロジーのイメージが強い方もいると思いますが、10年以上にわたりこれまで広告代理店が得意としてきたマーケティングやコミュニケーション領域も強化してきました。
そのためコンサルタントやSIer出身のエンジニアはもちろん、ものづくりが得意なクリエイターやデザイナー、そしてコミュニケーション戦略を考えるマーケターなど幅広い人材が集まっています。私自身もそうですが、大手広告代理店でストラテジストとして活躍していたメンバーも非常に多いです。
広告領域に留まらない、根本的な課題解決の実現を
――根本さんはなぜ、広告代理店からコンサルティング会社であるアクセンチュアに転職されたのでしょうか?
幅広い視野で、お客さまの課題に応じた適切なアプローチを提案したかったからですね。
私のキャリアは大手広告代理店の営業職から始まっています。当時、金融業界の担当だったのですが、まさにリーマン・ショックと重なり、数百社以上に対しての新規開拓営業も経験しました。
その経験から、自分たちが売りたいものではなく、お客さまの課題を解決できる提案でなければ、選ばれないと学びました。お客さまも認識できていないような根本的な課題を正しく特定し、それに対してソリューションを提案する姿勢の基礎はこの時に培われたと思います。
その後、別の大手広告代理店に転職しました。当初は営業部門でしたが、独学でデジタルマーケティング分野の知見を深め、ストラテジックプランニングの部門に異動しました。お客さまの課題分析から戦略策定までをワンストップでプランニングする役割を担う部門です。以降はずっと、ストラテジックプランナーとしてキャリアを積んできました。
ただ、キャリアを重ねるうちに、お客さまの課題を根本から解決するためには、広告以外のソリューションも視野に入れ、ビジネスモデル・マーケティングモデルといった事業全体を捉えた最適なソリューションを提案することが必要ではないか?と感じるようになりました。
アクセンチュア ソングではビジネス成長=生活者の「体験向上」を大目的に、商品・サービス、プライシングモデル、チャネルマネジメントなど、マーケティング4P全体での改革・ソリューションの提供が可能です。これが、大手広告代理店からアクセンチュア ソングに移った一番の決め手です。
DX推進、CMO代行、経営改革……様々なプロジェクトに参加
――具体的に、アクセンチュア ソングだからこそ実現できたと感じる支援内容を教えてください。
入社して最初に携わった大手化粧品メーカーのマーケティングDX推進プロジェクトでは、「顧客・生活者ファーストの体験をテクノロジーで実現する」ことができました。AIを活用して一人ひとりの肌の状態に合わせたカウンセリングや商品の提案を行っていく取り組みを実現し、エンゲージメントの強化を図りました。経営指標となる売上金額にも大きなインパクトを与えることができた事例です。
また、個人的に特に思い入れの強いプロジェクトがもう一つ。大学発のスタートアップ企業との取り組みです。「生活者視点を踏まえ、事業をどうやってグロースハックしていくのか」を主題に、CxOクラスの方々と毎日のように膝詰めで話し合い、私自身もCMO伴走という立場でマーケティング計画の策定から実行のための体制作り、現場のマネジメントなどを通してお客さまと一緒に事業を推進していきました。
特にユニークだったのは、ヘアケア製品の事業拡大に向けたプロジェクトです。この製品は、一言で機能的理解を促すのが難しい新製品であり、価格は非常に高額。宣伝予算も限られていたので、市場浸透に向けた最適な手法を定義することが最重要課題でした。
市場リサーチを通して、広告プロモーションでは商品価値の理解は得られにくいこと、つまりは現マーケティングモデルでは限界があるとわかりました。市場浸透を最大化するためには、プライシングモデルの変更(フリー・サブスク戦略導入)、チャネル戦略の変更(D2C+量販モデルの導入)が必須だったので、これらの変更を第一に進めました。
市場ニーズと自社シーズのギャップを把握し、マーケティングモデルを整え、ブランディングや販促プロモーションを強化するというプロセスに変更したことで、初年度・次年度の事業目標の達成に大きく貢献することができました。まさに私が転職時に希望していた支援をお客さまに提供できました。
現在は社内の別部門と連携し、学校法人の経営戦略と学生数拡大のための改革をリードしています。経営上の指標を改善するためにどうすべきか、必要な予算を捻出するためにコストカットをどのように推進するべきか、捻出した予算で学生への募集を拡大するためにどんな戦略・戦術を実行していくべきか、毎日のように経営陣と議論を重ねています。
――なるほど。お話を聞いていると、マーケティングというより、事業開発そのものに近いですね。
そうかもしれません。どれも、ビジネスにおいて解決しなければならない問題を根本から洗い出し、優先順位をつけ、最もビジネスインパクトの高いものからビジネスそのものを見直します。このように、経営課題そのものに、お客さまと一緒になって取り組めるという経験は、直接経営者層に対して提案ができるアクセンチュアだからこそできることだと感じます。
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