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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

【100号特集】24社に聞く、経営構想におけるマーケティング

「OMOの推進」と「若年層の獲得」を着々と進めるユナイテッドアローズの構想

瞬発的な施策はせず、計画的な施策で購入につなげる

──ユナイテッドアローズでは、BEAUTY & YOUTHやgreen label relaxingなど様々なブランドを展開していますが、それぞれのブランドで力を入れているキャンペーンなどはありますか?

 それぞれのブランド固有のプロモーションも行っていますが、大事にしているのはユナイテッドアローズ全ブランドを統合したコミュニケーションを行うことです。ホリデーシーズンのビジュアルイメージは統一するようにしていますし、販促も一緒に動かしてお客様にアプローチしていただきます。

 また、瞬発的にバズを生み出して売上を上げるような施策は行わないようにしています。常にバズり続けるのは難しく、マーケットインでモノづくりをするだけになって、個性が失われていきます。

 ユナイテッドアローズにも数十年事業を続けてきたことに対する美学がありますし、お客様と築き上げてきた関係もある。小売業は日々の微差を通じて大差を生み出すことが重要なので、年間で立てた計画をもとに日々の細かなコミュニケーションを徹底することを重要視しています。

──最後に、今後の展望をうかがえますでしょうか。

 中期経営計画で掲げているデジタル化については、お客様とコミュニケーションをとる土台ができつつあります。自社ECの1日あたりの購入のうち、半数はアプリで行われており、ブランドやスタッフのSNSに対するエンゲージメント率も高くなっています。現在進行中のアプリのリニューアルを無事に終えて、店舗の接客とデジタルの体験を融合していきたいです。

 また、ユナイテッドアローズの伝統を守るだけでなく、新しいことを続々と行っています。最近では、若いディレクターを中心に新しいブランドを立ち上げ、新たなお客様の開拓を狙っています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/06/20 10:45 https://markezine.jp/article/detail/45484

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