東芝データとミツカングループのZENB JAPAN(以下、ZENB)は、4月24日、東芝データが提供する電子レシートサービス「スマートレシート」から得られる購買ビッグデータを用いて、共同でグルテンフリー食品の市場分析を実施したことを発表した。
同分析では、東芝 研究開発センターが持つクラスタリング技術をスマートレシートで得られる購買ビッグデータ向けにアレンジし適用。購買ビッグデータを基に、購買特性が共通する商品を同じ商品クラスターに自動で分類する「クラスタリングAI」を活用して、スマートレシートの購買データを分析した。そして、健康志向が高い購買特性を抽出し、その購買特性と各食品の関係性の強さに基づいて食品を分類した。
その結果、グルテンフリー食品の購買特性と似た食品が集まったクラスターを自動で抽出することに成功した。これにより、グルテンフリー食品の購買特性は「糖質オフ」「タンパク質摂取オン」「食物繊維摂取オン」であることが判明。これまでZENBの意識調査で見えていた健康ニーズの傾向をデータでの裏付けが可能となった。
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