スポンサーしている3クラブの力で取り組みを拡大
平地:この採用に関するスポンサーアクティベーションですが、清水エスパルスだけでなく、ベルテックス静岡、さらに静岡ブルーレヴズ(ジャパンラグビーリーグワン)の3クラブで実施しています。
ベルテックス静岡は、Bリーグ発足時からスポンサーをしているのですよね?
大畑:社長の松永さんからベルテックス静岡の構想時から相談されていて、静岡のバスケットボールを盛り上げたいとスポンサーになることを決めました。
岩永:B3のクラブとして立ち上げる時期からアイ・テック様にはスポンサーとして支援いただいています。
平地:今回3クラブとの調整は森さんが行ったのですか?
森:はい。まず素案を企画して社内で承認を取った後、各クラブに提案しました。2023年8月~9月には1Dayインターンの実施予定があったので、その前に打診をし、シーズンスケジュールの都合で合わなかったブルーレヴズ以外の2クラブで先行実施しました。
平地:清水エスパルス、ベルテックス静岡それぞれで会場も異なると思いますが、それぞれでどのような工夫を行いましたか。
森:清水エスパルスに関しては静岡ダービーと言われる集客力の高い試合を実施日にすることで、ブースの来場の最大化を目指しました。また、ベルテックス静岡に関しては、アリーナの外の導線にブースを置かせていただき、ブースに立ち寄るきっかけを作るようにしました。
そして、共通して意識したのはインターンに参加する学生に密度の濃い体験をしてもらうことです。当日は実際に運営にも携わっていただき、学生が主体的に取り組みに参加できるようにしました。
ブース来場、採用効果ともに上々の結果に
平地:今回の取り組みで得られた成果を教えてください。
森:14名の学生がインターンに参加し、10名が当日のスポンサーアクティベーションの運営にも携わりました。その結果、清水エスパルスでは400件近く、ベルテックス静岡では約200件のアンケート回答を集めることができました。ベルテックス静岡は来場者の1割近くの方が参加してくださったので、とても良かったと思います。
また、採用面でも効果があり、ブースの出展まで関わった学生のほうが当社の志望度が高く、実際に内々定を出した学生もいます。
平地:採用目的でスポンサーアクティベーションをここまで活用できているのは素晴らしいと思うのですが、大畑さんは社長として今回の取り組みをどう評価していますか。
大畑:企業PRを目的にスポンサーアクティベーションを行う企業が多い中で、インターンの内容に組み込んだのはよかったです。参加した学生の思い出にもなったと思うので、このような取り組みは定期的に行いたいです。