理想的なimpと獲得倍率へ 初期は広告でimpもCVも発生させる
理想的なのは、ブランド側がすべての接触面を直接的・間接的に網羅すること。これにより、すべてのimpが重なり、ターゲットにとって「この商品Instagram上でよく見るし、みんながUGCを上げている」という状態を作ることです。自然にUGCも増えていき、加速度的に購入への倍率が向上していきます。

この購買確率が最大化されている状態を作るためには、どのようなステップで実施したら良いのでしょうか。ここからは当社も支援のなかで実践する、再現性のある手順を解説していきます。

初期のステップでは、impも売上も広告メインで獲得していきます(上図STEP1~2)。オーガニック運用だけで認知やCVを追うのは期間がどうしても長くなってしまうため、初期フェーズは広告メインで問題ありません。
ただ、ここでオウンドアカウントがあることは重要です。「広告で認知→アカウントを回遊→フォロワー化」という形でストックしていくためです。広告に「CPAが見合うか」だけではなく、「数ヶ月後にCVする」潜在層を獲得(ストック)できているかを考えましょう。
またこのステップでは、フォロワー獲得目的でも広告配信を行い、アカウントの質の検証もしていきましょう。コンテンツの質とアカウントの質が高いと広告のCPF(フォロワー獲得単価)に良い値が出ます。この値から、アカウントおよびコンテンツがInstagram市場において評価されているかを初期から検証できます。
オーガニックとインフルエンサーにより相乗効果を狙う
次のステップでは、広告を上手く使いながらオウンドメディアを拡張し、さらにストック性の高いimpの獲得へと移行していきます(STEP3)。
前述した、良いCPF(フォロワー獲得単価)と良いCVRが担保できるようなアカウント運用ができていれば、アカウントの完成度は高まっていきます。自然とオーガニックのimpやCVRは改善されていくでしょう。
その後のステップでは、同時にインフルエンサーやUGCを使った施策も実行していきます。これも広告と同様、インフルエンサー施策のみではフロー型になってしまいますが、オウンドアカウントがあることで、ファンとなる可能性があるユーザーの受け皿として機能します。
また、インフルエンサー施策やUGC施策も単発で終わらず、オウンドアカウントにおけるハイライトや広告コンテンツへの二次利用を行いましょう(広告側STEP4・6)。これにより広告やアカウント内におけるCVRが向上していきます。
最終的には一般ユーザーからのUGCの増加により、さらにCVRが改善されていくような状態を作っていきます。
