アーケードゲームに親しみのない子供でも楽しめる体験を
――「野田ゲー」アーケードは、100円で5分間「みんなのつり革」「大乱闘 ブロックくずして」「ナガイアス」「The 連射」の4つがプレイし放題と、アーケードゲームになじみのない方でも十分遊べる仕様になっていると感じました。この仕様には、どのような狙いがあったのでしょうか。

野田:(プレイ時間を)5分にするかは正直悩みましたよね。
渡邉:はい、開発中には、3分プレイし放題という案や、たとえ開始5秒でもゲームオーバーになったら即終わりという案も出ていましたね。
野田:「野田ゲー」の色々なタイトルを遊んでもらうのが一番の目的だったので、GiGOさんには申し訳ないと思いつつ、損得勘定抜きにアーケードゲームを楽しんでもらえるプレイ時間として5分に設定しました。
――カヤックで開発に関わった渡邉さんと畠中さんは、移植するにあたって意識したことはありますか。
渡邉:コントローラーのレバーの入力とNintendo Switchのスティック入力はだいぶ違うので、そのまま移植するとキャラの移動が速すぎるなど色々な問題がありました。そんな制限がありましたが、できるだけNintendo Switchでの操作感に近づける調整は丁寧に行いました。

畠中:ボタンも家庭用ゲームとは異なるので、「The 連射(ボタンをひたすらに連打するゲーム)」の入力がうまくいかなくて高橋名人に勝てないというバグをアーケードゲーム向けに改善しました。その他にもデッカチャンが瞬間移動するなどのバグの修正を行い、アーケードゲームとして楽しめる操作性にしています。

――「野田ゲー」には様々なタイトルがありますが、その中から今回4種類を選んだ理由を教えてください。
野田:「野田ゲー」アーケードを子供たちがプレイするんじゃないかと妄想したときに、レバー操作がいらない「The 連射」もしくは「みんなのつり革」のようにレバーを左右に動かすだけで遊べるゲームがいいなと思いました。
この2つのゲームに慣れた後に「大乱闘 ブロックくずして」や「ナガイアス」のようなアーケードゲームならではのゲームを遊んでもらえたら、「野田ゲー」がゲームセンターとアーケードゲームになじみがない人の架け橋になれると思ったんです。
大型ビジョンの告知やSNSの口コミで話題を広げる
――今回は夏休み向けの企画として行っていますが、今後はどのように告知をし、話題化していく予定でしょうか。
米原:「野田ゲー×GiGO」の開催期間中は、GiGO総本店の大型ビジョンと壁面ビジョンで野田クリスタルさんが「野田ゲー」アーケードをプレイする告知動画を流します。また、今回の記者会見、プレスリリースなどのPR、SNSを活用したコミュニケーションを展開します。

そして、特に重要だと感じているのは野田さんファン、野田ゲーファンの方たちによる口コミです。ゲームを遊んだ感想やプレイ動画をSNSで拡散していただき、ファンのコミュニティから「野田ゲー」アーケードの輪が広がるコミュニケーションを心掛けたいです。
――野田さん自身の告知も重要になっていくと思いますが、いかがでしょうか。
野田:「野田ゲー」アーケードの話題が広がれば僕自身の宣伝にもなって、僕自身が芸能活動を頑張れば、「野田ゲー」アーケードの宣伝にもなります。そのような相乗効果が生まれるよう、今後も芸能活動を通じて「野田ゲー」を広げていきたいです。