ファネルごとのインフルエンサーマーケ活用を整理 立体的な戦略へ
このようにインフルエンサーマーケティングは、単発のフロー的な施策として扱うのではなく、以下の要素を立体的に連携させることで、その効果を何倍にも増幅させることができます。
- オウンドアカウントのコンテンツの拡充
- インプレッションとフォロワーの獲得
- 直接的なコンバージョンへの寄与
- 広告/リポストメディアへの2次利用
次の図では、マーケティングファネルの各フェーズに関連するInstagramの機能を落とし込み、インフルエンサー起用施策を最大限に活用するための戦略を視覚的に示しています。

以下に、上図に挙げた各段階におけるインフルエンサーの役割を詳しく解説します。
認知フェーズ
共同投稿により、よりインフルエンサーのimpの好影響を受けやすい形となり、ユーザーから母体アカウントを見てもらうことで、本質的な部分でナーチャリングへつながります。Instagramの広告配信とインフルエンサーの投稿を組み合わせることで、広範なリーチを実現し、サービス認知を高めます。
興味喚起/検討フェーズ
インフルエンサーが自身のアカウントで、サービスや商品について体験の報告やレビューを行い、その使い方や魅力を代弁することで、ユーザーは購買行動を疑似体験することができます。また、LPやLINEなどにその投稿を活用することで、購買の意思決定を後押しでき、CVRが引き上げられる可能性があります。
購買フェーズ
インフルエンサーの投稿からLPやECサイトへの導線を引くことで、反響につなげやすいだけでなく、インフルエンサーマーケかつ効果測定が可能になります。またこの時、DMを通じたコミュニケーションにて誘導を行うことで、PR感の少ない自然な導線設計が可能です。
インフルエンサーとの協力にこれらのアプローチを取り入れることで、より効果的かつ持続可能なマーケティング戦略を構築でき、より透明性・双方向性がある関係をユーザーと築けます。現状のインフルエンサーマーケティングに懸念があるようでしたら、参考にしてみてはいかがでしょうか。