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Instagram運用2.0──アルゴリズムに依存しないクロス戦略

ストック型・DM起動単価・2次利用…プロに聞く「Instagram運用×インフルエンサー施策」の連動

ファネルごとのインフルエンサーマーケ活用を整理 立体的な戦略へ

 このようにインフルエンサーマーケティングは、単発のフロー的な施策として扱うのではなく、以下の要素を立体的に連携させることで、その効果を何倍にも増幅させることができます。

  • オウンドアカウントのコンテンツの拡充
  • インプレッションとフォロワーの獲得
  • 直接的なコンバージョンへの寄与
  • 広告/リポストメディアへの2次利用

 次の図では、マーケティングファネルの各フェーズに関連するInstagramの機能を落とし込み、インフルエンサー起用施策を最大限に活用するための戦略を視覚的に示しています。

画像を説明するテキストなくても可
マーケティングファネルにおけるインフルエンサーマーケの各施策への連携(クリックすると拡大します)

 以下に、上図に挙げた各段階におけるインフルエンサーの役割を詳しく解説します。

認知フェーズ

 共同投稿により、よりインフルエンサーのimpの好影響を受けやすい形となり、ユーザーから母体アカウントを見てもらうことで、本質的な部分でナーチャリングへつながります。Instagramの広告配信とインフルエンサーの投稿を組み合わせることで、広範なリーチを実現し、サービス認知を高めます。

興味喚起/検討フェーズ

 インフルエンサーが自身のアカウントで、サービスや商品について体験の報告やレビューを行い、その使い方や魅力を代弁することで、ユーザーは購買行動を疑似体験することができます。また、LPやLINEなどにその投稿を活用することで、購買の意思決定を後押しでき、CVRが引き上げられる可能性があります。

購買フェーズ

 インフルエンサーの投稿からLPやECサイトへの導線を引くことで、反響につなげやすいだけでなく、インフルエンサーマーケかつ効果測定が可能になります。またこの時、DMを通じたコミュニケーションにて誘導を行うことで、PR感の少ない自然な導線設計が可能です。

 インフルエンサーとの協力にこれらのアプローチを取り入れることで、より効果的かつ持続可能なマーケティング戦略を構築でき、より透明性・双方向性がある関係をユーザーと築けます。現状のインフルエンサーマーケティングに懸念があるようでしたら、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

下村 健太(SAKIYOMI)(シモムラ ケンタ)

2020年、学生時に立ち上げ時のSAKIYOMIへ長期インターン生として参画。大学院卒業後、運用代行事業のマネージャーを務め複数者のコンサルティングに従事。運用代行の納品責任者を経て現在、事業責任者を務め、100案件、150名組織の事業開発に携わる(参考:ブログYouTubeチャンネル)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/07/31 07:00 https://markezine.jp/article/detail/46323

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