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Instagram運用2.0──アルゴリズムに依存しないクロス戦略

業界の特性に応じてInstagram運用をどう変える?不動産/美容コスメなどを例に手法解説

採用活動を支援するInstagram 二つのポイント

 採用活動では、単に広く知れ渡ることよりも、自社の特徴や強みを明確に伝えることが重要です。特にSNSを活用することで、企業が大切にしている価値観や文化、働き方を候補者に伝える効果的なプラットフォームとして機能します。これにより、企業とフィットする人材を引き寄せやすくなります。

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社内エンゲージメントを上げる インナーブランディングによる相乗効果

 社員がSNS発信に積極的に関わるためには、企業内でのエンゲージメントを高める必要があります。社員がSNS発信にポジティブな意識を持てるような環境作りが不可欠です。社員が誇りを持って自社を発信できるよう、次のような取り組みが効果的です。

  • 社員にSNSの利用方法や発信の意義についての教育を提供する
  • SNSでの発信を通じて、成功事例や社員の功績を社内外に共有する
  • 社内コミュニケーションを活性化させ、SNSを通じて自社文化を発信する機会を提供する

 社員が自社ブランドに対して誇りや愛着を持てるようにする取り組みは、インナーブランディングと呼ばれます。これを成功させることで、社員が自発的に企業の魅力を発信するようになり、結果として外部への発信効果も高まります。上記のように、社内イベントや成功事例の共有を通じて、社員がSNSでの投稿に積極的に関わりたくなるような雰囲気を作り上げることが大切です。

「採用の4Pモデル」の重要性

 採用における4つの要素(企業理念、人事、事業内容、働き方)を軸にした発信が、候補者に企業の本質を理解してもらうための鍵です。これをSNSで伝えることで、候補者は単なる求人情報ではなく、企業のアイデンティティや長期的なビジョンに共感しやすくなります。たとえば、以下のような投稿が考えられます。

  • 企業理念:会社のミッションやビジョンを紹介する投稿
  • 人事:社員の声やインタビュー動画
  • 事業内容:会社のプロジェクトや成果をビジュアルで表現
  • 働き方:オフィス環境やリモートワークの様子を映し出すコンテンツ
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まとめ:商材特性・顧客行動の理解が良い戦略を生む

 Instagramマーケティングでは、業界や商品の特性に応じたアプローチが鍵となります。消費者の関与水準や購買プロセスを理解し、感情的・理性的な要因に基づいて戦略を設計するのが成功の秘訣です。全五回にわたるこの連載では、Instagramマーケティングにおけるクロス戦略を網羅してきました。広告施策やUGC戦略など、ここで得た知見を実践に活かし、Instagram戦略の成果を最大化していただければ幸いです。

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この記事の著者

下村 健太(SAKIYOMI)(シモムラ ケンタ)

2020年、学生時に立ち上げ時のSAKIYOMIへ長期インターン生として参画。大学院卒業後、運用代行事業のマネージャーを務め複数者のコンサルティングに従事。運用代行の納品責任者を経て現在、事業責任者を務め、100案件、150名組織の事業開発に携わる(参考:ブログYouTubeチャンネル)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/09/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/46599

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