博報堂DYホールディングスは、2024年11月13日に、グループ会社の博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの統合について検討を開始したことを発表した。この統合は、国内マーケティングビジネスの構造改革の一環としている。
昨今のマーケティング領域では、データおよびテクノロジーを活用したフルファネルでの対応が必須条件となっている。具体的には、マスメディア・デジタルメディアを活用したコミュニケーションに加え、コマースやCRMなどのマーケティング実践機能までをデータを活用しながら全体をカバーすることが重要だ。
このようなニーズの拡大に対応するため、両社を統合し、データに基づいたフルファネルマーケティングのプラニングやメディア対応機能などのコア機能を、新たな「博報堂」に集約、高度化を推進する。両社の統合は、2025年4月1日に実施される予定だ。
また今後、同社グループの制作領域や専門マーケティングサービス系企業の統合、再編も検討すると発表している。
【関連記事】
・博報堂とNTTデータが協業 生活者接点から生成されるデータを活用し「デマンドチェーン変革」を支援
・博報堂、開発型クリエイティブチームを新たに発足 生活者や社会を動かすビジネス創出を行う
・博報堂DYホールディングス、「サステナビリティ方針」を策定 9つの重要課題と活動方針を定める
・博報堂、ロイヤルティプログラム支援の専門チーム「HAKUHODO LOYALTY WOW」を発足
・博報堂DYメディアパートナーズ、「フォートナイト」を活用するクリエイティブチームをAlcheと組成