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ホットリンクが探る、SNS活用企業の成功の秘訣

「100人に1人刺さる」企画が数字をつくる、らしさを追求したヤッホーブルーイングのSNS運用

 1997年から新たなビール文化の創出を目指してきたヤッホーブルーイング。「よなよなエール」をはじめとする日本のクラフトビール市場をけん引してきた同社は、その想いをSNSにおいてどのように発信しているのでしょうか?同社よなよな編集部(SNS・コンテンツ制作チーム)の村井美月氏に、同社のSNS運用体制や方針、特徴的な取り組みについて聞きました。本記事はSNS支援のホットリンクが「SNSをうまく使ってる」「あの企画良かった」という企業に取材し、成功の秘訣を探る連載の5回目です。

【期間限定無料公開】この記事はプレミアム記事(有料)です。本来ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要ですが、1月23日(木)~2月6日(木)の間、期間限定で無料公開しています。この機会にぜひ、プレミアムなMarkeZineのサービスをお楽しみください。MarkeZineプレミアムにご契約いただくと、すべての有料記事が読み放題になります。

ファンと一緒にビール文化を盛り上げたい

――まずは、ヤッホーブルーイングについて教えていただけますか?

株式会社ヤッホーブルーイング よなよな編集部 村井 美月氏
株式会社ヤッホーブルーイング よなよな編集部 村井 美月氏

 当社のミッションは「ビールに味を!人生に幸せを!」です。1997年に『よなよなエール』の販売を始めた当時は、世の中に流通するビールの味は画一的でした。そこに、多様な味わいのクラフトビールを提供し、新たなビール文化を創出したいという強い思いをもって製品開発を始めました。

 嬉しいことに現在ではビアパブが増え、クラフトビールの種類も豊富になっていますが、今以上にもっと全国のコンビニでも多様なビールが手に取れるようになってほしいと考えています。市場を広げるだけでなく、応援してくださるファンの方も何より大切な存在です。味わいはもちろん、エンターテインメント性をもってささやかな幸せをお届けし、ファンの方と一緒にビール文化を盛り上げていきたいと思っています。

「ヤッホーらしさ」を重視したSNS発信

――村井さんが所属されている、よなよな編集部はどのような部署ですか?

 よなよな編集部は6名体制で、X(@yohobrewing)やInstagram(@yonayona.ale )といったSNSとオウンドメディアの運営を担当しています。オウンドメディアとしては「よなよなの里」というメディア機能の付いた通販サイトがあり、そこでクラフトビールに関する記事などを掲載しています。

 よなよな編集部の特徴は、全員で企画から制作まで一貫して行っていることです。一般的には、SNSの媒体ごとに担当者を分けたり、外注したりすることも多いと思います。しかし私たちは、それを自分たちで行うことで「ヤッホーらしさ」を表現できると考えています。

――「ヤッホーらしさ」とは、具体的にどのようなものでしょうか。

 当社では、ファンの方から支持していただいている要素として「革新的行動」「顔が見える」「個性的な味」という3つの価値を「ヤッホーバリュー」と定義しています。これらを「ヤッホーらしさ」と呼んでいます。

 でも、これが結構難しくて……ヤッホーバリューは定義されていますが、それを具体化しようとすると解釈やアウトプット方法は人によって異なってくるので、企画会議で議論しながら、具体的な表現方法を詰めていっています。

 また会社としてファンの方をとても大切に思っており、「ぞっこん度」という指標を設けています。ぞっこん度とは、ファンの方の「ヤッホー好き度」を段階に分けて分類したもの。私たちの製品や活動を通じてファンの方のぞっこん度が高まることを目指しています。

 2023年~2024年は特にSNSで「ヤッホーらしさ」を重視する戦略をとり、認知を広げる、新規顧客を増やすというよりは、ファンの方により好きになってもらえるような企画を考え、発信をしていくようにしてきました。当社は12月で期が変わりますが、これからは少し戦略を変えていきます。


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ホットリンク(ホットリンク)

株式会社ホットリンクは、データ分析とUGC(ユーザーによるクチコミ)創出に強みをもつSNSマーケティング支援会社です。戦略設計から効果測定まで一貫したサポートを行い、クライアントの売上向上や認知拡大を図ります

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/23 09:15 https://markezine.jp/article/detail/47607

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