移動中の接触で、行動するきっかけを作る
MZ:改めてradiko Adの強みを教えてください。
五十嵐(radiko):音声広告の効果を具体的なデータとして可視化できる点です。かつての音声広告は、クリックのような直接的なレスポンス測定ができませんでした。しかしradikoでは、日常生活に根ざした聴取行動から得られるオフラインデータをID別に計測し、統計データ化することが可能となっています。
このように、従来は効果が見えづらかった音声広告において、成果を可視化できる仕組みを確立したことで、広告主にとってより使いやすいメディアとなっていると言えるでしょう。
radikoの大きな特徴は、99の放送局を擁し、朝から夜まで多様なコンテンツを提供している点です。そのため、幅広い層の方々にリーチすることが可能です。「来店を促進したい」「もっとブランドを好きになっていただきたい」と考える、幅広い業種の企業様にとって効果的なプラットフォームとなっています。
平井(unerry):ここまでお伝えしてきた通り、radikoの特徴的な強みは「ながら聴き」、特に外出時や移動中のシーンでの自然な接触が可能な点です。通勤通学時や買い物前後といった、移動をともなう生活シーンで自然に利用されています。この特徴は、実店舗を持つ企業やそこで商品を販売するメーカーにとって、非常に有効な広告機会を提供するでしょう。
たとえば、聴取者の現在地近くの店舗情報、セール情報、新商品情報などを適切なタイミングで届けることで、来店行動を促進できます。さらに、その効果を具体的な来店データとして測定できる点も、広告主にとって大きな価値となっています。
また、事業者に加え自治体にとっても、地域活性化や街づくりの観点で、有効なプラットフォームとなり得ます。地域でのイベント開催時に、近隣にいる潜在的な来場者に情報を届けることが可能です。
新たな広告価値の創出を目指して
MZ:最後に今後の展望・展開についてお聞かせください。
五十嵐(radiko):本日お話しした位置情報を活用した広告配信や効果測定の強化に加えて、コンテンツとの親和性を活かした、新たな広告価値の創出を目指しています。従来のラジオ放送で行われていた番組提供型のプロモーションを、デジタルプラットフォームならではの付加価値と組み合わせることで、より効果的な広告商品を展開していきたいですね。
具体的には、アプリケーションとしての特性を活かした番組単位での露出強化や、通常の音声広告(20秒や40秒)とコンテンツを組み合わせた複合的な価値提供を計画しています。さらに、2024年からはブランドとポッドキャストを組み合わせた協賛メニューも開始するなど、コンテンツの価値を最大限に活用した、新しい広告商品の展開を進めていきます。
平井(unerry):radikoの持つ地域性を活かした広告展開にも力を入れていきたいです。街中の風景や人々のシチュエーション、さらには天候の変化などと連動した広告配信が可能となるでしょう。特に、OOHとの連携という観点では、街中の広告と連動した音声広告の配信など、新しい形態の広告体験をradikoさんと一緒に実現していきたいと考えています。
radiko Adについて関心を持たれた方は、radiko for Buzinessのお問合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。