Z世代のトレンド、男女別に調査
若者マーケティング機関であるSHIBUYA109 lab.は、「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2024」「SHIBUYA109 lab.メンズトレンド大賞」の結果を発表した。
SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2024では、Z世代女性のトレンドを「カフェ・グルメ部門」「アーティスト部門」「ヒト部門」「コンテンツ部門」「SNSミーム部門」「コトバ部門」「ビューティー部門」「ファッション部門」「体験部門」に加え、PLAZAとともに調査した「SHIBUYA109 lab.×PLAZA ビューティ部門」の全10部門にて大賞を決定。
SHIBUYA109 lab.メンズトレンド大賞では、Z世代男性のトレンドを、マンダム・coordimateとともに調査したもので、「カフェ・グルメ部門」「アーティスト部門」「ヒト部門」「コンテンツ部門」「SNSミーム部門」「体験部門」「ファッション部門」の7部門を設置した。
カフェ・グルメ部門:ヘルシーとハイカロリーの両極に注目が集まる
女性:「ヘルシー」「自宅で楽しめる」「動画映え」がランクイン
カフェ・グルメ部門では、Z世代女性の間でヘルシーさを重視したフードが話題になったことがわかる結果となった。また、自宅で楽しめるアレンジグルメもランクインした。加えて、揺らす・音を楽しむなど、動画映えする食がトレンド入りする傾向にあった。
1位 アサイーボウル
アサイーをスムージー化し、フルーツやココナツなどをトッピングした食べ物。鮮やかな見た目とヘルシーさ特徴で、写真映えと健康志向の両面から人気に火が付いた。
2位 焼きポン・デ・リング
ミスタードーナツのポン・デ・リングを焼くアレンジフード。アレンジの手軽さに加えて、ASMR体験ができると注目が集まった。
3位 サーティワンアイスクリーム 「よくばりフェス」キャンペーン
B-R サーティワンアイスクリームが実施した、最大10個のアイスクリームを破格の値段で購入できるキャンペーン。
男性:ハイカロリーフードに注目
一方、男性はハイカロリーでジャンキーなものもランクインした。特にSNSでは深夜飯・背徳感のあるハイカロリーフードに注目が集まった。
1位 みそきん
YouTuber「HIKAKIN」がプロデュースするカップラーメン。全国のセブン‐イレブンで発売・再販される度に即完売し話題となった。
3位 とみ田監修デカ豚ラーメン
セブン‐イレブンで発売しているレンジで温めてから食べるタイプのラーメン。コンビニで購入できる手軽さに反し、本格的な二郎系ラーメンが味わえると話題となった。
アーティスト部門:宅録アーティストも活躍
女性:ポジティブな歌詞が多い傾向に
アーティスト部門は2023年に続き、TikTokを中心としたSNSで投稿されるショート動画の挿入歌としてよく使用されたアーティストが上位に。ポジティブで自己肯定感を上げてくれるような歌詞が多くみられた。
また、最新のアイドルやアーティスト以外の人気の傾向について、長田氏は次のように語った。
「ランクインは逃しましたが、2000年代に活躍したバンドであるandymoriさんの楽曲の人気が再燃しました。また、乃紫さんや友成空さんなどSNSで楽曲発表をする宅録系アーティストがノミネートされていました」(長田氏)
1位 ILLIT(読み:アイリット)
オーディション番組「R U Next?(読み:アーユーネクスト)」で結成された5人組アイドルグループ。楽曲「Magnetic」の踊ってみた動画や、メンバーが着用しているバレエコアの衣装をまねたファッションが人気となった。
2位 ME:I
オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」でデビューを勝ち取った11人ガールズグループ。デビュー前からSNSで番組の切り抜きやデビューメンバー予測が多く投稿され、注目を集めた。
3位 きゅるりんってしてみて
4人組アイドルグループ。TikTokを中心に楽曲「きゅるりんしてみて」「らぶきゅんうぉんてっど」が話題に。SNSでは、ダンス動画が多数投稿されている。
男性:「こっちのけんと」などショート動画の挿入歌が多数ランクイン
男性のトレンドも、2023年に続きTikTokを中心にSNSで投稿されるショート動画の挿入歌として多く使用されたアーティストが多数ランクインした。
「ノミネートにはK-POPアイドル、ボーカロイド、ラッパー、VTuberなど多様なアーティストが並び、各界隈でのトレンドが生まれていることが見て取れました」(長田氏)
1位 こっちのけんと
シンガー・ソングライター。TikTokを中心に、楽曲「はいよろこんで」がトレンドに。
2位 Number_i
元King & Princeの平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太の3人組ボーイズグループ。