クリエイティブ(広告表現)の内容がメディアによって異なるクロスメディア型キャンペーンでは、マス広告とインターネットや屋外などの広告との重複接触効果の測定を行う必要がある。そのため膨大なサンプル数が必要となり、コスト面での課題を抱えていた。
今回開発された「CROSCOPE」は、高度な統計処理・解析が可能な独自のWeb実験調査システムを使用し、たった一度の調査だけでクロスメディアキャンペーンの広告効果測定やデータの収集が可能となり、コストも低く押さえることができる。
博報堂DYメディアパートナーズでは、今後トライアル調査を重ね、今夏以降にシミュレーションを含めたプランニング商品の実用化・商用化を行うとしている。
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