情報過多な今、愛され話題にしてもらうためには? 考え続ける日産の取り組み
Q.2024年はどのようなチャレンジをされましたか?
A.オーナーと歩んだ90年を表現、EVリーダーとしての活動も強化
ブランドコミュニケーションでは「日産のことを好きになってもらうには?」を意識した仕掛けづくりにチャレンジしてきました。その代表作が「NISSAN LOVE STORY」と名付けたWebムービーです。弊社の90周年を記念した施策ですが、お客さまがいてこその90年として、オーナーの皆さまの「日産と愛のエピソード」にインスパイアを受け制作しました。登場車種や端々の「隠れ日産」コンテンツなどから私たちの「日産車への愛」も感じ取っていただければ嬉しいです。
EVについては、日本におけるEVリーダーとして普及を加速させるべく、EVを用いたサスティナブルな旅の形「GREEN JOURNEY」を立ち上げました。用途や触れ合う機会を作ることでEVの良さを感じていただければと考えています。
Q.2025年に仕掛けようとしていること、少し教えてください!
A.思わず日産の話をしたくなるきっかけをつくります
日々情報にあふれる世の中で、私自身を含めて生活者の皆さまが触れる情報をあえて取捨選択して、減らしていきたいと考える時代に来ていると感じます。
そうした中で日産がお伝えしたい情報に触れていただくには、メーカー側からの発信では限界があり、第三者の声として発信していただいたり、生活者の皆さまの興味軸から知らぬ間に日産の情報に触れていただいたりするような仕掛けづくりが必要だと感じています。
そのために2025年に仕掛ける! というよりも既に試行錯誤を繰り返していることではありますが、日産ではない第三者の方が「日産の話を思わずしたくなる!」きっかけづくりをプラットフォームにとらわれずに仕掛けていきたいです。
Q.今、注目しているコミュニケーションチャネルや技術、マーケティング施策は?
デジタル化が進み情報過多の時代だからこそ、リアルの触れ合いを見直してもよいと考えています。
モビリティを提供する企業として移動の機会がデジタル化されることはありませんし、モノ作りの企業としてリアルな体験を提供できる強みを活かしていければと考えています。