店舗開発ソリューション「KDDI Retail Data Consulting」の「店舗開発支援パック」および「マーケティング活用パック」にて、生成AIが新店舗の出店候補地や広告掲出・プロモーション候補地を提案する機能を追加したことを発表した。
KDDI Retail Data Consultingは、同社が保有する行動ビッグデータや各種オープンデータ、顧客が保有するデータを統合分析するリテール向けのソリューション。顧客の課題に合わせ5種類のデータコンサルティングパックを提供する。
今回追加した機能では、「カフェの出店をするならどこがふさわしいでしょうか」などのような簡単なプロンプトを入力するだけで、生成AIがリテール業界の顧客に適した出店候補地を町丁目単位で提案する。さらに、日中滞在人口や居住者人口、周辺の競合状況など、どの種類のデータを提案の根拠として参照したかを説明し、具体的な数値を提示する。
これにより、業務負荷の高いマーケティング調査や出店候補地の絞り込みなどの店舗開発業務を効率化。高度なスキルや熟練した経験がなくても店舗開発業務を担うことが可能になる。また、同機能は、店舗開発業務以外にもイベント開催地や広告の掲載エリアの選定などといったマーケティング業務での活用も行える。
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