日本語環境でも機能するのか?実際にNapkin AIを使ってみる
英語圏で人気を博すNapkin AIだが、日本語環境でも利用することができるのか。実際に日本語で利用してみた。
まず、Napkin AIのホームページ上で、Gメールなどで登録を行う。2025年3月6日時点においては、ベータ版であるため、プロプランなどの有料プランも無料で利用することができる。
登録すると、ビジュアル化するテキストを入力するポップアップが現れる。ここでは、任意のテキストを入力するか、生成AIによるテキストを入力するかを選ぶことが可能だ。

今回は、任意の日本語テキストを入力してみる。デロイトの生成AIに関する調査を引用するテキストを入力してみた。ビジュアル化はパラグラフ単位で実施されるので、パラグラフに情報の過不足がないかを確認することが重要だ。以下の例は、調査対象となった企業の国別分類が記載されたパラグラフとなる。

パラグラフの左に現れる青いカミナリマークをクリックすると、数秒でこのグラフが生成された。テキストには、比率に関する情報は含まれていないが、エージェントが比率換算を自動で実行した。
やはり便利なのは、他の画像生成サービスとは異なり、図を要素ごとに編集できる点だろう。テキストのほか、色や線、スタイルなど細かなところまで編集することが可能だ。
GPT-4o miniがエージェントシステムの中核を担っていることから、日本語でもほとんどのケースで利用することができる。ただし、日本語がうまく図に反映されない場合もあるので、その際は逐次、編集・修正する必要がある。
現在ベータ版であるため、今後日本語ユーザーが増え、またより高度な言語モデルの統合が進めば、日本語品質も改善する見込みは十分にあると言えるだろう。
Napkin AIは定期的なアップデートにより、新機能やテンプレートの追加が行われており、今後もさらに便利なツールとして進化していくことが期待されている。マーケティングのみならず、ビジネス、教育など多岐にわたる分野での活用が考えられるだろう。今後の動向から目が離せない。